⒊泉という骨董収集家
竹久に教わった通り、君たちは街のはずれへとやってきた。
住所の通りであればここ、という場所にやってきた君たちの目の前には小じんまりとした一軒家がある。
「泉」と書かれた表札が掲げられており、ここが目的地であることは確認することができるだろう。
(様子をうかがうと宣言があったとき)
家の周りは静かなもので、人通りはまばらな場所だ。
家の中からは小さくだが生活音や気配が感じられる。
正面から訪ねてみることは可能と判断できるだろう。
(泉宅を訪ねると宣言があったとき)
扉を叩く。しばらくは何の反応もなかったが、慎重にゆっくりと扉が開かれて隙間から様子を窺うような気配があった。
「誰だ」
奥からくぐもった男の声が聞こえる。
緊張と警戒がはっきりと感じられる声の主は男性らしいことだけははっきりとわかった。
(RP)
※KP向け:泉は変人ですが竹久の名前や呪いの書の話題を出せばすぐに警戒を解きます。
交渉系技能のロールで判定をしても構いません。
(竹久の名前を出す宣言があったとき)
「あいつの知り合いか」
竹久の名前を聞き、少し警戒を解きながらゆっくりと扉を開く。
(呪いの書の件を伝える宣言があったとき)
「……あいつから聞いてきたのか」
呪いの書という言葉に、一瞬警戒を強くしたがそれでもゆっくりと扉を開く。
中には整った身なりとは言い難いずぼらな様子の感じられる衣服を纏い、髪もぼさぼさとしてお世辞にも整った様子とは言い難い中年の男の姿があった。
「何の用だ」
男はぶっきらぼうに言うと、じろりと疑いの視線で君たち二人のことを見つめた。
(RP)
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泉の対応
(名前を尋ねられたとき)
「……泉だ、表札出してるだろ」
(竹久から聞かされている内容を確認すると宣言があったとき)
「……間違いない。俺は本は専門外だからな、あいつなら欲しがるだろうと譲ったんだ。さすがに呪いの書なんてもんは知らなかったから、あとで確認して驚いたよ。あいつには面倒なものを押し付けてしまった」
申し訳なさそうに視線を落とす。
(呪いの書をどこで入手したのかについて尋ねられたとき)
「知り合いの収集家が自分がいなくなったら好きなものを持っていけと残して姿を消してな。そいつの家族から本自体は譲り受けた。前に本屋で変わったものを見つけたという話をしていたからそこで見つけたんだと思うぞ。確か……そう、禍藍堂書店という本屋だ」
(呪いの書の詳細について尋ねられたとき)
「……ちょっと待ってくれ」
一度、家の奥へと引っ込んでいくとしばらくして書類を持って戻ってくる。
「これが詳細をまとめたものだ。持っていっていいぞ」
【書籍『異次元ノ色彩』の調査結果】
かつての持ち主が相次いで行方不明になっている。
ある日突然、持ち主だった人間が忽然と姿を消してしまうと言うもの。
目撃の証言等が少なく、裏付けはできないが行方不明の人間が多発していることだけは間違いない。
『異次元ノ色彩』を手にした人間はまるで催眠術にでもかかったかのようにぼんやりとしたかと思うと、すぐに姿を消してしまうというものだ。
行方不明者は数えられているだけでも二桁に及び、数えられていない人間も存在する可能性がある。被害状況はかなり深刻と言える。
これが相次いで続く以上、この書籍『異次元ノ色彩』は呪いの書を言って間違いはないだろう。
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