⒈抗争の只中にて
君たちの意識が浮上する。
目を開けば視界は煙と人々の争う姿で埋め尽くされていた。
硝煙が目を、火薬の匂いが鼻をつく。
「お前ら! 危ないぞ、早く逃げろ!」
誰が発したものかもわからない怒号が君たちに向けられた。
辺りは視界こそ良好ではないが、建物に囲まれた土地であるらしい。
詳細は不明だが、何者かと何者かが交戦している只中であることだけは確かで、建物を使うことでやり過ごすことはできそうだ。
(身を隠す)
※KP向け:現状は探索者たちが攻撃のターゲットになっていないため、宣言のみで身を隠すことが可能です。
君たちは二人、建物へと隠れることができる。
<目星>
【目星成功情報】
煙の隙間から見えるのは武装した人々だ。銃を持ち、ナイフを持ち、二つの陣営が争っているのがわかる。
【目星失敗情報】
煙の隙間から入り乱れ戦闘している人々がうっすらと見える。
(RP)
「あんたら、こっちこい! その辺は流れ弾が飛んでくるぞ」
そう言う声の主は武装をしていて、手には大型の銃を持っている。どちらかの陣営の戦闘員であることは明らかだった。
(抵抗等しない場合)
「奥の方に避難所になってる場所があるから。こっちだ」
武装した人物が先導し、建物の奥へと入っていく。
(抵抗等を行う場合)
「いいから来い、死にたいのか」
武装した人物は踵を返すと、建物の奥へと入っていく。
※KP向け:建物の中へ入らないと他は戦闘継続状態のため命の危険がある状況、探索者たちとしては建物の中に入るしかありません。
⒉抗争の裏側で
奥へ進んでいくと争いの音は次第に遠くなり、足音だけが薄暗い建物の中に響いた。
道すがらすれ違う人間はいなかったが、奥からは確かに多数の気配が感じられる。
さらに進んでいけば、開けた場所に出た。
武装した人物が口にした通り、そこには戦闘員としては動くことのできないだろう子供や怪我人などが集められている。
一斉に二人の方へ視線が向く。
「わぁ、救世主様だ!?」
HO2の首から下がるテレイドスコープを指差しながら、子供が笑顔を向けてくる。
「やめなさい。失礼でしょう! 申し訳ありません、救世主様」
母親らしき女性が子供の腕を下ろさせながら頭を下げた。
「あんた……救世主なのか」
ここまで先導してきた人物がの方HO2を見つめた。
(RP)
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以下、NPC(ソウゴ)からの対応例
(HO2が救世主という言葉に自信なさそうな反応をしたとき)
「それを持ってるってことはそうなんだろ。少なくとも俺らはそうだと聞いてるぞ」
(今の状況について尋ねられたとき)
「今のところは敵対してるのが黄衣軍と俺ら反乱軍で、交戦状態が続いてる感じだな」
「今のところは拮抗している状態だが、戦力はうちの方が心もとなくてな……なんとかしないとこのままじゃジリ貧だ」
(敵軍はどういう人たちかと尋ねられたとき)
「突然やってきてな。この世界は我々の手の内にある、安全に生きたければ我々に従え。と、まぁこんな調子だ」
「それで、はいそうですかと従えるはずもない。だから俺たちは反乱を続けてるってわけだよ」
※KP向け:下記のイベントと合わせて対応、進行させてください。
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ある程度、言葉を交わした後に武装をしていた男は口を開く。
「あんたらはこの辺り以外のことをどれくらい知ってる?」
「この辺りもだが、街は基本的に荒らされ放題でな……土地も痩せて酷い有様なんだ」
「それで戦いは終わらないってんだから困ったもんだよ。本当はこんなのさっさと終わらせて、生活を安定させたいんだがな……」
(協力を申し出る)
「本当か! そう言ってもらえると助かるよ!」
先導してきた男は嬉しそうに笑った。
豪快に笑った男は「俺はソウゴだ。よろしくな!」と声をかけた。
(RP)
「協力してもらえるなら、まずはここを見てもらわないとな。説明が必要だろうから俺も一緒に行って案内するよ、任せてくれ」
