⒌街に呪いの噂あり
君たちは依頼の解決の一歩のため、禍藍堂書店の店主に協力を取り付けるため、呪いの本の足跡を探して街へ出る。
<目星><聞き耳>
【目星成功情報】
街の一角に人が集まっている。人々の取り囲む中心には彼らを騒然とさせるだけの何かがあるようだ。
【聞き耳成功情報】
「最近、ああいうのが増えた」
「前もこんなこと起きてなかったっけ?」
「親が子供の頃に言ってたことと似てるな……本当にこんなことがあるなんて」
そんな声が聞こえてくる。
※KP向け:失敗の場合、情報はありませんが下記の探索箇所の提示は行なって構いません。
【探索可能箇所】
路地奥、街頭
【路地奥】
人々が集まっている。この場は騒然としており、人々は何かを取り囲みそちらへ視線を向けていた。
<目星>もしくは視線の先を確認する宣言
人々の中心には地面に座り込んでいる男性の姿がある。
彼は呆然とただ宙を見つめているように見えるが、その焦点はどこにもあっていない。
※KP向け:目星ロールのみで失敗の場合には情報は出ません。
<アイデア>
【アイデア成功情報】
彼の様子に魂はここになく、ここにいるのは抜け殻の人間なのではないかと思える。
その異様な姿にSANC<1/1d2>
※KP向け:アイデア失敗時には情報はありません。この現場を<写真術>で記録することができます。
(集まっている人に話を聞くと宣言があった場合)
「あんたら知らない? 最近、こういう人が増えてるんだよ」
「まるで魂がどこかへ行ってしまったみたいになって、ただその場で息だけしてるんだ」
「死んではいないけど、それはいいことなのか悪いことなのか……」
「この間もここからちょっと行ったところにある広場で同じような人が見つかったって聞いたよ」
【探索箇所】
広場 を追加
【街頭】
大通りには多くの人々が行き交っている。
身綺麗な装いをしている人々の間には、何やら噂話が飛び交っているようだ。
※KP向け:最初の聞き耳情報が出ていない場合は、ここで聞き耳を振ってもらって情報を提示しても構いません。
(詳しく人に話を聞く)
「最近新聞にも載っているやつ。呪われておかしくなるっていうあれだよ」
「つい最近だったかな、この向こうの通りにも魂が抜けたみたいになって座り込んでた人がいたんだ」
「直接見たわけじゃないけどね。その話は本当に最近のことだからよく聞くよ」
<目星>
【目星成功情報】
あからさまに君たち二人を見て表情をこわばらせてから、身を翻して走り去っていく人物を見つける。
【目星失敗情報】
君たちに対して身を翻して走り去っていく人物を見つける。
<追跡>
※KP向け:追跡成功で追いかけることができます。失敗の場合はこの後の描写は出ません。
慌てて走り出した人物は焦った様子で走りながら、人々の流れを逆行していった。
君たちが追いかけていることには気がついていない様子で走っていく。
その足は広場へと向かうが、そこでも人の往来を潜り抜けて死角の多い隅へと向かっていった。
同じく君たちも死角となっている場所へと向かえば、光の閉ざされ暗くなっているそこには呆然とした様子で動かないままの人間の姿がある。
※KP向け:路地奥の探索を先に行なっている場合は、その時に見た人と同じ様子であるということを伝えてもらっても構いません。
【広場】
開けた場所には人々の姿が多くある。
ただ通り過ぎて行く者もあれば、待ち合わせのために立ち止まっている者もあり、何かを声高に叫ぶ者もあれば、何かを配り歩いている者もいる場所である。
<目星>
【目星成功情報】
この広場には道からは死角になっている部分があるようだ。
死角になっている場所へ人が入っていくのが見える。
【目星失敗情報】
この広場には道からは死角になっている部分があるようだ。
<聞き耳>
【聞き耳成功情報】
「どうしてここにも」
「どうなってるんだ……」
不安そうな人々の声をかろうじて聞くことができる。
【聞き耳失敗情報】
不安げに何かを話している声が聞こえる。何を言っているかまでは聞き取れなかった。
【広場の死角】
開けた広場に反して薄暗く閉ざされた印象を受ける場所。
呆然とした様子で動かないままの人間の姿が複数ある。
その様子は全てが同様で、あまりにも異様さを感じさせる。
あまりにも異様かつ異質な光景にSANC<0/1>
※KP向け:街頭探索時に追跡成功の場合にたどり着く場所と同じです。路地奥の探索を先に行なっている場合は、その時に見た人と同じ様子であるということを伝えてもらっても構いません。
以下の描写は街頭探索時に追跡成功の場合と共通になります。
動かない人物の横にはそれを見下ろすもう一人の男の姿がある。
※KP向け:この人物は本の呪いについてを追いかけています。巻き込むことを危惧しているため慎重になっていますので、RPの際は言い淀んだり交渉ロールを挟んだりしても良いかと思います。
またここでも写真術を使用することで、記録を撮ることができます。男は止めも咎めもしません。
(RP)
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男の対応1
(動かない人物が知り合いなのかと尋ねられたとき)
「……少し話したことがある程度だ。それでも知らない顔というわけでもない」
(どうして動かない人物はこんなところにいるのか知っているかと尋ねられたとき)
「この人は身寄りがないらしくてね、広場で酷い様子だったからこちらへ連れてきたんだ」
(動かない人物がこうなってしまったことの心当たりはあるかと尋ねられたとき)
「……最近よく耳にする呪い、じゃないかとは思う」
(呪いのことは知っているかと尋ねられたとき)
「詳しくは知らないよ。噂程度のものだ」
(どうして逃げたのかと訪ねられたとき)
「……何の話かな」
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<目星>
※KP向け:これは動かないままの人物に向けての目星です。
【目星成功情報】
目立った外傷はないが、衣服に汚れが目立つ。靴跡なども見て取れるあたりに、おそらくは道の真ん中でぞんざいに扱われてしまったのだろうことが見てとれた。
【目星失敗情報】
目立った外傷はないが、衣服に汚れが目立つ。
<目星>
※KP向け:これは男に向けての目星です。上記の目星も含めて男とのRPとは順番が入れ替わっても問題ありません。
【目星成功情報】
あからさまに視線を右往左往させ、男は落ち着きのない様子が見て取れる。
【目星失敗情報】
男はそわそわとしているように見える。
<アイデア>
※KP向け:こちらのアイデアは男に対する目星に成功した場合のみ発生する追加ロールです。
【アイデア成功情報】
視線を彷徨わせ続ける様子は落ち着きがなく、何かあまり言いたくないことがあるのではと感じさせる。
【アイデア失敗情報】
やはり男は落ち着きがなく、そわそわとしているように感じる。
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男の対応2
※KP向け:上記のアイデアに成功した、もしくは何か交渉系技能ロールに成功したなど隠し事を看破させるような物事の後で男が口にする言葉が以下になります。
(本当に呪いのことを知らないのかと尋ねられたとき)
「……正直言うと、そのことについて調べてはいる。と言っても詳しく調べあげたというわけじゃないんだけれど」
(知っている限りの詳細を尋ねられたとき)
「だいぶ前の話だがね……今の呪いの噂のように廃人になってしまったように動かなくなるという出来事が、やはり起きたことがあるようだ」
「その時には行方不明者を探してくれと頼まれた探偵がいたらしくてね。その探偵がとある事実をつきとめていたようなんだ」
「探偵の残した手記には
『人間のように見えるが、確かにそうではない存在がいる。
それが何か手を下すことによって、対象になった人間は魂を失ってしまったかのように身体が生きているだけの存在へと変わってしまう。
どのように手を下したのかまではわからないが、街中にいる人々とは何も変わらなく見えるその人物は、間違いなく何かをしたことによって呪いと呼ばれる事象は発生した』
という風に記されていてね。ただ、この探偵は疑わしい人物を調べようとしたようだが、結果については記されてはいなかったんだが」
※KP向け:手記自体は今、男の手元にはありません。これ以上の詳細は出ませんので追加の情報を求められた場合は「これ以上は、ちょっと覚えてないな……」などとRPを返してください。
(どうして逃げたのかと尋ねられたとき)
「……あまりここに人を来させたくなかった。この人たちにも気の毒だし、何か手掛かりになるものがあるかもしれない。もし手掛かりが失われることになったらそれもどうかと思うからね」
(この状況の解決方法を知っているのかと尋ねられたとき)
「今はまだわからない。調べている途中だ、皆目見当がつかないというのが正直なところだよ」
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