月にかけよ(tnzn)

 どこまでも大きく、美しい縁の形は、信仰のひとつでもしてみたくなる。
 それくらいの美しい夜空の下で、その美しい円を描く月にも負けぬ金糸と黄色の羽織が舞った。月を背負い舞う姿はまるで空からの使者のよう。そして轟かす轟音は雷神の申し子の如し。
 初めて見るその姿は、緊張の合間に見とれるにはあまりにも美しく、そして眩しいものだった。