お誘いをいただいて遊ばせていただきました。
先にこのシナリオ通過済みの友からも、自陣の中で既知の人からもHO3をお勧めしていただいており、実際にいただいたのもHO3なのですけれども。
初手から、特殊能力ないじゃんこれ!と大爆笑してましたわね。
まだ始まってもいない自陣からはHO3っていわゆる覚醒するタイプで見せ場ありそう!そういうの似合うよねと言ってもらっており……
似合う判定は嬉しいんだけど、ごめんこれタネも仕掛けもあるやつだわ。覚醒したらそれはそれでおもろいけど、流石にないだろうな。というのが所感でした。
始まってすぐ、うちのHO3玲於はツンデレ(ツンだいぶ強め)というスタイルだったんですけれど、スタート(他の先輩達と顔合わせする瞬間)から構い倒される状況に笑
可愛がってもらえるのは嬉しいといえば嬉しいんだけど、兄貴探すために必死にやってきた手前ちょっと簡単にデレるわけにはいかなくて……w
それでも訪れる、初任務。どうやら村で暴動が起こっているらしい……と向かってみれば、戦闘処理が発生。みんな特殊能力があるから、いろんな処理が発生して大変そうだなぁこっちはただナイフを振るだけです笑
ていうかみんな裏でファンブルしてて笑うしかないw戦闘終わって「あんたらなんなんだよ」ってうちの玲於に言わせましたけど、ほんとそれw
色々調べてみるけど、どうにも急に暴動が起こっている印象が否めず。先導しているっぽい人にしても何だかな……という。最序盤は謎にまみれているというわけで!それはそう!
最初に各所で暴動が起きていてって話だったけれど、これもまたきな臭くて。
なんてお話を考えながら、うちの玲於がずっと諸々を威嚇してた。と言ってもツンデレですからね、そのうちデレますよなんて言いながら。いまいちデレねぇな、とは思ってたんですけどね笑
自陣におかれましてはいじり倒していただきまして、おかげさまでシナリオの中盤以降はもうツンとデレのバランスが大逆転でした。今まで必死に子供の頃からずっと大好きで憧れてたヒーローである兄だけを追いかけ続けてきたもので、こんなに兄以外から可愛がられるとか想定してなくてですねwよかったな、玲於。という感じなのですよ。
シナリオの方は盛り上がったのはやパリ初回のループするところが胸熱でした。それまでの任務任務と続いていくところもいいんですが、そこから少し日が経って時間とか関係値を重ねたチームが解決できない強大なものと遭遇してなすすべなく倒れて行ってからのループって熱い展開だ〜!って。
冒頭の描写がループの描写につながっていたのも盛り上がりました。描写演出がたまらなく最高でしたね。
目にした最悪の事態をどうやったら防ぐことができるのか、同じ出来事の合間で何が起きていたのかを確認しながら行動していくのが楽しくて楽しくて。
裏でこんなことが起きていて、実はこんな真相があって……というのは種明かしを丁寧にしてもらっているというように感じられるので、結構好きです。ここも嬉しかったところですね。
PLたちが何(秘匿)持ってんだ、飛んでみろよ!い、いやまだだぁ!というようなコントじみたやり取りをしながら、秘匿をゲロる(言い方汚くて申し訳ない)タイミングを図りあっていたのも大層楽しかったですね。
HO3はループにおけるイレギュラーだったと思うんですけれど、オレは何もしらねぇよなんですよね。だって兄貴は詳しいこと言わなかったし、調べたところでわからなかったわけで。
みんながなんとなくわからないな、を抱きながら進んでいくのはすごく秘匿HO制シナリオの醍醐味だなぁという嬉しさもあったわけなんですけど、それがこう秘匿の公開とか真相への帰結で綺麗に結ばれていったのはやはり小気味良くいいものだったなと。控えめに言って最高でしたね。
途中の導線というか、流れに少し首を傾げたりもしたんですが、終わってみると綺麗に大団円!で満足感がすごかったです。
振り返っても楽しかったな〜ってすごく思います。
ありがとうございました!!!!!!!
下記は小話。
これはシナリオにある偽足にやられるシーン
※いつきさん死ぬとこから
第一部隊は駆けていく。行く先はもちろん、臭いのする方角だ。
全員の胸には嫌な予感が燻り、大きくなっていく。
見たわけでもなければ聞いたわけでもない、だがしかし取り返しのつかない何かが起きようとしているような気がした。しかもとてつもなく恐ろしいものが、だ。
その恐怖から心臓は早鐘をうち、さらなる不安を煽り続けている。
早く行かなければ、たどり着かなければ、止めなければ。
気は急くばかりだった。
目的地、その場所では──人が踊っていた。
何千人にものぼる多くの人々が集って、その中心には聳り立つ炎の柱。人々は幸せそうな表情を浮かべて柱を取り囲み、踊っている。
しかしそれはただ踊っているということではない。
ある者は手に松明をもち、近くで踊っていた一人に火をつけた。そしてある者は手に鉈を持ち、先程まで向かい合いながら踊っていた相手を戸惑いも見せず袈裟切りにした。
それでも、誰もが笑顔を絶やすことがない。
殺された人間でさえも、この上ない至福を叫びながら倒れ伏していく。
既にそれだけでもここは狂気にまみれた地獄だった。
その光景以上、まさしく精神に追い打ちをかけるようなものが、視界に飛び込んでくる。
炎の柱の中にうず高く積まれた〝何か〟が。
それが一体〝何〟だったのかは、状況から一目瞭然ではあった。
人間の死体が今この瞬間にも、燃え盛る炎の中に投じられているのだから。
しかもそれら死体の中に、信じたくない姿が混ざっていることに気づいてしまう
それは見慣れた茶色のジャケットを着た姿。
第二部隊のエージェントと見て間違いその姿に、怖気が体を支配した。彼らは既にこの狂い咲くような宴にといて犠牲となり、贄となり果てていたのだから。
息を呑み、空を見上げる。
理由などない。当然のことのように、空を見上げた。
必然によって導かれたそこにあるはずの美しい星空は、その様相をすっかり変えている。
絶えず収縮と膨張を繰り返す不定形の存在は、気が狂いそうなほど忌まわしい太鼓の音と、脳髄を逆撫でするようなフルートの音に導かれながら、混沌をもたらそうとしていた。
泡立つ混沌を導くのは音だけではない。
黒い雷を携えた黒緑の四角錐、回転する結晶体の像、腐食した何かを次合わせたような肉体の柱。ありとあらゆる異形が混沌の目覚めを喜ぶかのように、周囲を踊りながら旋回している。
それは宇宙だ。宇宙そのものだ。
盲目にして白痴、この世全ての始まりであり、終わり。
膨大な畏怖と狂気が、ゆっくりと、じっくりと、生命と理を破壊していく。
理解させられずにはいられない。〝あれ〟は、この世界に終焉をもたらしに来たのだと。
それは、ずっと眠り続けていた赤子が駄々をこねるような、そんなしぐさにも見えた。
彼の王は、怒り狂ったかのように不定形の身体をむくむくと膨張させ、ずるりと伸ばした偽足を振り下ろす。
巨大な足は、己を讃える歌を歌い続けた人々を破壊した。知ったことではない、安眠を妨げるなと言わんばかりに偽足は振り下ろされて行く。
そして、存在を淘汰する混沌の鞭は、真っ直ぐ朋成へも振り下ろされた。
刹那の出来事、混乱と恐怖と狂気と──ありとあらゆるものが絡まりあって朋成は指先すら動かすことも叶わない。
──ああ、これで。
終わりを悟る、その時に。
「朋成!」
鋭い声が飛んだ。
途端、朋成の視界の端に黒いスーツ姿が躍り出て彼のことを力強く突き飛ばした。
その衝撃で朋成は立ち尽くしていたその場から追いやられるようにして、強制的に位置を移動させられる。
つまりそれは偽足の振り下ろされる範囲から逃れさせられた、ということを示していた。
朋成の全身が攻撃の範囲から逃れたことを確認した黒いスーツの主──五木漣は頷いて、普段と変わらぬ柔和な表情をうかべる。
ずん。
躊躇も遠慮もない、無慈悲な鞭が振り下ろされた。
それはたった一瞬の出来事だったが、スローモーションのように感じられ瞬間がコマ送りのシーンのように脳裏に焼き付く。
やがて、ずるりと大地から偽足が離れた。
そこには、無残に圧壊された漣の残骸があるのみだ。
無遠慮な力を受けた身体は、肉と臓物が飛び散り、砕けた骨が薄い皮膚を貫いていた。
「……は、……っ、………漣?」
受け止めきれない現実を目前にし、朋成は呆然とつぶやく。
「なん、……で。……ッ、漣!!」
そして弾かれたように動き出すと、つい先程までは漣であったそれへ駆け寄った。
残骸の集合体でしかなくなってしまった彼を、朋成は一心不乱にかき集めようとして屈み込む。そんな状況ではないが、判断などつくはずもなかった。
目の前で自分を庇って友が倒れたのだ。当然のことではあった。
「いやだ、おいていくな……!」
「……し、支部長……?」
「なんで、なんでだよ……!」
もう届かない声を発しながら同じ行動をひたすらに続ける朋成、眼前に広がる状況に対して口元を手で覆いながら立ち尽くしてしまっているひなこ、そして絶句することしかできない玲於。
状況はまさしく最悪だ。狂った波に飲まれて、最悪の道に突き進んでいくばかり。
当然ながら白痴の王とて、最悪の道の中で何もせずに悠長に待っていてくれるはずもない。再び偽足は地面に突き立てられるはずだ。
「……、っ!」
拓人にしても呆然とはしていたが、はっと我に返ると一番危険だろう朋成のところに走り寄る。
「朋成、離れるぞ! ここで俺たちまでやられるわけにはいかない!」
拓人は朋成の片腕をぐいと引くと、その場を離れようと足を踏み出した。
しかしそれを朋成は必死に振り解こうと踠く。
「……ッ、離せ!」
「離さねぇ!仲間のお前まで失うわけにはいかねぇんだ!」
朋成に踠き抵抗されても、拓人はその手を離さない。言葉の通り、このまま朋成を放っていくことなど、見捨てることなどするはずもないことだった。
そんな二人の様子を絶句の状況からやっと立ち直った玲於が捉える。普段とは全く違う様子であることは良いのだが、どうにもこの状況は玲於から見て歯痒く思えた。
「……! しゃきっとしろ、今のを無駄にすんな。大人だろ」
鋭い視線を朋成に向けながら、玲於は声を飛ばす。
玲於の声も、拓人の行動も、しかしながら朋成には届かない。
「……っ、邪魔するな!」
そう言って朋成は迷いもなく拓人にんぐりかかろうとした。
だが、現状はそれを許してはくれない。
気も狂わせたくなるような巨大なモノ、神たる存在が彼ら全員に等しく猛威を振るう。
空から重々しく降ろされたものは、すっかり錯乱していた朋成と逃げるべく動こうとしていた拓人の頭上からやってきた。彼らは見るも無惨に踏み潰されて、血液が地面に広がり肉片が転がる。先ほどの漣同様の姿だった。
「…たーくんっ! 朋さんっ!」
朋成と拓人の無惨な様子を見て、ひな子は悲壮な声で叫ぶ。
「……くそ」
玲於はそう言って吐き捨てた。それは口惜しいというより耐えかねた絶望を吐き出すようなものだ。
それでも仲間の位置のが散った、ということ以上に状況が大きく変わったということはない。むしろ状況としては悪化している。頭数が減り、絶対的な存在はこの場に在り続けているのだから。
そしてかの王は無慈悲にも次の蹂躙を開始する。
踏みつけられる地面には玲於の姿があった。先の彼らと同じくこの一撃に玲於もまたなすすべなく踏みつけられる。無慈悲に、ただ当たり前のように振り下ろされた足は、玲於にも等しく死を与えた。
「………みんなっ」
ひな子の無情な叫びもまた、この状況には何の意味も持たせはしない。
この場の全ては崩れていく。
歴史そのものが、命が。
この世界をかたち作り、彩っていた全ての存在が、嬲られ、淘汰されていく。
果てない時を紡ぎ続けた森羅万象を、丁寧に壊して、壊して。
あなた達が愛し守り続けた世界は、重厚な星の海へと融けていく。
こっちはシナリオ終わった後のやつ
「みんなで飯食いに行こう!」
そんな誘い文句を口にしたのは拓人だった。目の前にはチームの面々が勢揃いしている。
「急だな」
吹き出し笑ってから朋成は拓人に言葉を返した。
「だって前から行きたいって話はしてたじゃねぇか」
「してたけどな」
笑ったままで朋成は、熱い主張を繰り広げる拓人に対してさらに言葉を返す。
「だからさ、この後にさ!」
「本当に急だね?」
勢いのある拓人の声に驚きと共に声を発したのはひな子だ。
彼女は目を瞬かせながら、拓人の方をただ真っ直ぐ見つめている。
「……今日、無理か?」
朋成とひな子からの言葉を受けて目に見えてトーンダウンしながら、それでも拓人は確認の言葉を口にした。どうしても食事に行きたい、そんな気持ちは確固としたものであるらしい。
「今日は、大丈夫だよ?」
「俺もまぁ……問題はないな」
二人の色良い返答を受けて、拓人の視線は玲於の方へと移る。
「玲於は?」
「あんたの奢りなら、行く」
当然のように言葉を返した玲於は少し意地の悪い笑顔を拓人へ返した。
「奢ってやるよ」
仕方がないなと苦笑し肩をすくめながら言う拓人に対して、玲於はガッツポーズを隠す様子すらなく楽しげに笑う。
その様子を頷いて見ているひな子と朋成もまた笑顔だった。
