このシナリオ、私めちゃくちゃ行ってみたくて……というお話をしてみたところ、回していただけることになったという。とてもありがたいお話でございます。
私は本当に楽しみにしていたというわけなんですけれど、はじまってみたら何だコレなんですよねwww
いやまあ、うちの子PC1ですし……タイトル通りに捨てられてるのを見つけるんですけど「全裸のディアボロス見つけた」は本当にパワーワードだなぁw
序盤は本当に大爆笑でしたね。終盤は、私……こういう時どんな顔をしたらいいかわからないの、みたいな状態でした。やっぱり大爆笑ではあったんですけどねw
GMにはたくさんアドリブしてもらってたみたいで、うちの渡くん関係で一番デカかったのはなんと言ってもキャラシにだけあった存在である双子の兄貴が登場したところですね。GMあまりにも解釈一致すぎて愛してしまうなぁ……笑
男子高校生組が全然状況に順応しきれない中、支部長の佳蓮さんの順応がとんでもなく早くてさすがすぎましたね。
春日ロイド、あまりにも純粋すぎてほんとどんな顔したらいいんだろうなんですよね。
感情が置き去りになっちゃうんですよ、顔があの春日なだけに笑
GMや通過した方から「ボイセでは回したくない」というお話を聞いていたのですけど、やり終えて思います。うん、ボイセでは回したくないわ……w
まさかミドル戦闘の方がダメージデカいの出せるとは思わなかったんですけど……三桁って……渡の殺意というよりは朔くんの殺意と圧がそのまま乗ってる感じで笑
そんなこんなも含めて楽しかったです。
あと、クランブルデイズの時に続いてGMに立ち絵を描いていただきまして!本当にありがとうございます。解像度の高さに助かっています!
ありがとうございました〜!
以下は小話
ディアボロス。
渡が覚醒した折に少し関わりがあった程度の存在だ。しかもその関わりは、FHに所属する人物であるが故に非好意的なものであり、残っている感情はお世辞にもいいものとは言えない。
それがどうしてか、ゴミ捨て場からディアボロスを拾うことになって──蓋を開けてみればそれはアンドロイドだった。
そんな自分の体験が本当に夢ではなかったのだろうかとすら思ってしまう。
すべてにかたがついた今ですら、自分自身の体験であるにも関わらず信じられない。
なんとも不可思議な気分になってしまうが、それでも毎日は続いていく。
相変わらず今の生活には慣れきらないし、自分の手にしたオーヴァードの能力というものも不便はしなくなっただけで、慣れたとはお世辞にも言い難い。
不可思議な体験は終わった後もなんとなく口にしづらいもので、渡は悶々と考えを巡らせるばかりだ。
正直、考えれば考えるほどに訳がわからなくなる一方で、思考を放棄してしまう。
この数日間はその繰り返しだった。
「なんだかなぁ……」
不可思議な縁──と呼ぶに値するかもわからない今回の出来事に声をもらす。
「どうかしたのかしら?」
平日の自室であるこの場所を訪れ声をかけるのは、この場を与えてくれた佳蓮その人だ。
「あ、いや……」
彼女がやってきているとは思いもせず、渡は大きく身体を震わせた後に言い淀む。当事者同士ゆえに語りにくいことというのがあると、渡はこの瞬間に思い知った。
「それよりご飯にしましょう? 今日は、狩谷くんも呼んでいるのよ」
佳蓮の言葉に気だるげに声を上げたのは朔だ。
朔の姿に少し安堵する。佳蓮と二人の食事というのは以前ほどではないとはいえ、どうにもまだ緊張してしまうのだ。
「はい」
少しぎこちなく笑って、広いリビングの方へ向かう。自宅にいるよりも断然開放的で落ち着くことはできるようになったが、それとは別の緊張感のようなものを感じてしまうのはもう仕方がないことだと諦めた。
もう一本!
「渡」
休日ゆえに自宅に戻っている渡に声をかけたのは、双子の兄である徹だ。
「……何?」
「今日来てた友達……いや、違うんだっけ?」
「ああ、朔のこと?」
「そうそう」
どうやら朔のことを気に入ったらしい徹が、渡に対して言葉を重ねる。
「あの時も言ったけど、ああいう相手がいるって本当に羨ましいよ」
「……」
実際、朔のあの言動は渡も驚きだった。面と向かった状況で、二人を間違わなかった人間は今まで現れたことはなかったからだ。
だが、だからと言ってそれを徹の方が気にいるのは、よくわからないが癪だった。自然と不機嫌そうに口を結んで、そのまま会話は終わったとばかりに部屋へ戻ろうとする。
「待てって、渡」
どうして引き止める必要があるのか。
不服な気持ちを持ちながらも、渡は投げかけられた言葉の通りに足を止めた。
「別にもう少し話をしたっていいだろ?」
悪気のない言葉。それが、どうしても余裕ばかりを振り翳した言葉のように渡は感じてしまう。
実際には何てことないものだ。普段は別のところに住むようになった家族が戻ってきているのだから、他愛のない話の一つでもしようというのは一般的でありごく自然な気持ちと言えるだろう。
それでもすっかり歪んで鬱屈した渡の心に、その言葉はまっすぐ響かない。
「……話をすることもないだろ」
つれない言葉、という表現では足りないほどの明らかな拒絶だった。
まだ、渡はコンプレックスを克服するには程遠く、自宅にいて家族と向き合うということは息の詰まるような苦しさを抱くばかりだ。
ただ、どうしても、徹が朔の存在に触れるということがどうしようもなく嫌だと思った。
