「舐薬」感想と小話

別卓の顔合わせを兼ねてHO4をいただき、遊ばせていただいて参りました。

このとき久々の新規キャラでのボイセだったので結構ビビり散らかしていたのはいい思い出なのでございます。

アイドルグループの四人、スターダムにのし上がっていく彼女たちは何を抱えているのか……というところなわけですけれども。嫌、最悪だな〜このHO(褒め言葉です、最上級の)。

男の娘のリーダー、良い意味で古風なクール担当、アクロバティックな元気担当とセクシーとは何ぞ?のセクシー担当の我でお届けする弊グループ昇華天光です。

とんでもなくやたら早くにやってくるクール担当、なんとなし早めにやってくるうちの、早めではあるけど他所で時間をつぶしてからくるリーダー、ギリギリで滑り込んでくる元気担当というところから始まる練習風景が微笑ましい感じでした。

日本最大規模のアイドルフェスティバル、ロディストに向けて頑張るぞい!というところですね。トリをお任せいただけるとのことですから、頑張りたい限りという中でのレッスンをしている感じ。良いね、みんな何持ってんだ。私はヤクをクズの所業で売り捌いて私のことを最高に保っているんだけど、他はどんな感じのクズなのかしらとPLはウッキウキしてましたね。倫理観に反した行動についてがシナリオの諸注意に記載されてるくらいだから、全員イカれた秘匿内容を渡されててええやろって思ってたりもした。結果として全員そうだったので大盛り上がりしましたが。

会場を見て回り、大はしゃぎ(シナリオの大筋とは関係ない茶番さんです)。お買い物したり遊園地エリアで遊んだり買い食いしたりもしました。

全て待遇が引くほどの高待遇。基本的にはスーパーアイドル特権という気持ちではあるんだけど、それはそれとして胡散臭いんだよなあ。

そんな気持ちでステージのところを見て回ったり、リハめいたこととかもしてたと思う。

ステージ周辺探索では個別飛んできて、ヤッベェ幻見ました。ヤクの話だー!!!!!!

確かマネージャーに面談されたりもしました。ロディスト本番もやり切って、そして……

ここからが本番。

あてがわれた部屋の外、変になってるんだわ。イカれてますね、状況が。

それぞれがクズだということを確認したり、犯人はマネージャー!ということを確認したりしたわけなんですけれど、場合によったらこれ疑心暗鬼になりそうだよなぁなんて思いました。自分は特にそういうこともなかったのですけれど。美意識過剰のおバカ女でよかったなと思います(酷い話)。

いろんなところ探索しつつ、どうやってここから出るかを考えながら動き回って……とりあえず最終的にマネージャーは殺りました。ここで出会った子がどう考えても鍵だよねと思ってはいたのですけど、情報的にどうにも決め手に欠けるところがあり……唸りまくってた記憶があります。大丈夫?これ?

それぞれの部屋で自死してですね、そこから復活。現る現るなチクタク殿(で、あってたよね)は、やはり胸熱ではありました。死んで生き返ってるから呆然としてた気がしますが。

結果としては無事にみんなで戻ることができたみたいで。マネージャーったらほんと……!というところではありましたね。

このシナリオ、確かに癖が強い〜!好みかどうかは分かれるところなのでしょうね、私は結構好きでした。

ありがとうございましたー!

以下は小話↓

 事の顛末は正直なところ、誰もはっきりと把握できてはいない。

 厳然とした事実としては、あのこの上なく不可思議な場所を確かに脱出することができたということだ。それだけだった。

 日常に戻ることが叶って、愛華は思う。

 これまで通りであるべきか、と。

 道徳的にも倫理的にも、あるべきではない。それは自明の理だ。以前からその認識も持っていた。けれど、薬を売り捌くということに手を染め続けていたのはお金欲しさだ。

 人気商売に安定はない。いつだって綱渡り、しかしクオリティは最大級に求められる。そのことは愛華を悩ませる現実だった。

 とんでもないことを体験した今でも、やはりお金が足りないことを感じてしまう。だって仕方がない。これまでしてきたことをやめて仕舞えば、咎められることはなくなる代わりに手元に転がり込んでくる収入は減ってしまう。申し分なく、どうしようもなく。

 状況が悩ましいことは確かなのだが、それでもアイドルを続けて行くことしか出来ない。他のことを出来るような器用さを持ち合わせてはいないのだから、しがみつくしかないというわけだ。

 そんなことを珍しく脳内でこねくり回していた愛華の足は、レッスンスタジオへと踏み入れる。借りているスタジオの扉を開けば、当たり前のように昇華天光のクール担当たる湖町の姿があった。

 彼女は以前と変わらず瞑想に耽っている。

「おはよう」

「おはようございます、愛華」

 荷物を下ろしながら声をかけると、視線を向けて丁寧な挨拶を返してきた。

 少し笑顔を向けてから、愛華は自分の普段のルーティンである己の手入れへと移る。二人の間には特に会話はないが、これもまたいつも通りだ。必要があれば話をするが、互いは瞑想と手入れに余念がない。それで十分だった。

 すると扉の外から少々騒がしい足音が聞こえ始め、やがて扉も大きく開け放たれる。

「こまりん、まなりん、おはよー!」

 元気な声と共にやってきたのはリーダの音琶だ。

「おはよう」

「おはようございます、音琶」

 片方の手には糖分がかなり詰まっていること請け合いの飲み物を持ち、もう片方の手に持っていたレッスン用の荷物を下ろす。

 音琶が口を開こうとしたそのときに、扉の向こうからまた音が響き始めた。バタバタと騒々しい足音に続いて、先程の音琶よりもさらに大きな音で扉を開け放ったのは昇華天光の元気担当である星だ。

「セーフ! セーフだよね!」

 レッスン室に掲げられている時計は、開始時間ぴったりだった。

「うーん、一応セーフ。かなぁ……?」

 星の祈るような懇願の姿を見ながら、音琶は首を少し傾げながらジャッジを下す。

「開始時刻に間に合ったという意味であればそうでしょう。この時間に開始するという意味では駄目ですね」

「えー、お願い! セーフで!」

 湖町の公正さを示す言葉を受け、彼女に星が縋りついた。

「まぁまぁ、完全な遅刻ではないから……」

 愛華は軽く助け舟を出しておく。レッスンは早く始められるに越したことはない、というのもあるのだが星にどうしても甘くなってしまう節もあった。

「ありがと、愛華ちゃんー」

「どういたしまして」

 こうして以前と変わらぬレッスンが始まる。少なくともしばらくはこれが続くだろう、未来はわからない。だが、あの一件で致命的なことが起こらなかった──等しく致命的なことが起こったため、痛み分けとなったとも言える──のは不幸中の幸いだろう。

 今日も明日も続いていく、昇華天光は華やかに光り輝いていくのだ。