お声がけいただき、HO仲間をいただいて遊ばせていただきました。
秘匿をいただいて一番最初のコメントは「仲間ってどの口が言ってんだ、この裏切り者がよォ!」でした。
え、仲間って書いてあるこのHOはスパイですか。嘘つきで裏切り者なのですか?
あっはっはっ……笑えねぇぇぇ……。
あとこれは個人的な事情なのでございますが……本来の部署の上司NPC黒田氏がどうしても好意的にとらえられず(お好きな方には申し訳ない)キャラメイクには頭を抱えたりしたのですけれども。
何故か糸目胡散臭い関西弁という、みんなに信頼される仲間というにはあまりにももどきな男に仕上がりました。えらいこっちゃ。
まずは前継続としてセッティングしていただいた戦闘訓練の話から。
これは刑事がシミュレーターで訓練を行うっていう周回お遊びシナリオという要素の強いものだったんですが、いろんな条件付けがあって面白かったですね。スコアゲームを様々な条件でクリアしていくという印象で新鮮でした。
その中でもお話はしていましたし、シミュレーターだからというところもあって異能薬についても使用可能になってました。ここでおもしろ事案……HO3って実際の異能と表向きの異能が違うわけで、閃きにより得た云々かんぬんを行使して触れたら破壊できますってスタイルに笑
クロノスで実際は破壊してるんだけど言えるはずもないというわけでございまして。周りからその閃きってみんなに共有されませんかって話になっていたのは、申し訳ないけどそいつは無理だよなぁと人知れずふふと笑っておった次第ですよ。
スコア自体は良いものがみんなで出せたし、大騒ぎしながらやるのも楽しかったです。特殊処理の動きも見えてなるほど、みんなこんな動きするのかーってなったので。ニッコニコでした。
次にいのけいの方のシナリオ。こっちが本番ですけれども開始早々、PvPをシナリオから求められてしまい。なんでこの人たちやり合ってんだろうなーってPLとしては首傾げてたんですけれど、なんかとりあえずHO1が裏切り者だぞーみたいな秘匿はくるのでそれに合わせてみたらHO1vs HO3、HO2vs HO4の構図になってて、なるほど?となりました。
ここから遡って、平和なシーンがはじまっていったというわけなんですけど。怖いったらない。スパイってバレるんだろうな、どんな感じでバレるんだろうなって戦々恐々ですよ全く。いや、あんな秘匿シナリオ内でバレてなんぼでしょうが!みたいな気持ちが大多数でしたけれども。
自陣は基本的に穏やか物騒だけれどもノリは良いHO1、掛け値なしで双葉ちゃん過激派だけどこちらもノリ抜群のHO2、ゆるめの面倒臭がりさんムード全開ながらさりとてノリには全力のHO4、そしてブレーキ役としてはポンコツ関西のノリもありありなHO3で届けしていたわけです。
これは前継続の戦闘訓練するだけの時から承知していたところではあったんですけれども、割と悪ノリする人たちという印象が私PLにはありました。いのけいの方でそれがより強くなったところはあります。申し分なく。
序盤の探索では双葉ちゃんのドジっ子の生贄になりました。あんな天文学的な確率の奇跡を安定して弾き出してくる彼女は、本当に奇跡だと思います。とんでもねー黒幕だ。
その後の印象というやはり、HO3の個別パートでしょうか。手前のシーン中に秘匿で黒田から呼び出されてるよって来てて、別にこちらを蹴って他所に合流しても良かったんですが情報取りに行くつもりで黒田の方を選択しました。確か浅倉さんたちがご飯行くって話をしていたと思うのですけれど、気持ちとしてはものすごくsちらへ行きたかったですね。今私はすごく真剣な顔をしています。
それで居酒屋に赴いたわけなんですけど、個室で厳重だった。わかるよ、それはそう。むしろザルなセキュリティで待っていたらグーで鳩尾を殴ります。で、食事注文したら即座に届く。
え、なにそれ。怖いわ。となりました。
しかもこれ後から聞いたら、店の商品全品注文してHO3の注文に合わせて運んでもらい他は店の皆様でよしなにしていただいていたとのこと。
NOTスマート!びっくりしましたわよ(大爆笑)
このシーンの終わりに警視庁の建物の上になんか集まってますよって不穏なやつが来たのは嬉しかったですね。規模のでかい不穏、大好きなので。
この次の日の探索で気になるからと屋上の規模でか物を確認しに行ったら、いやまぁ出くわすよね黒田さん。嫌だ嫌だはリアクションに完全出ていたらしく(あと知ってる人感も。それはそう)、一緒に探索してたHO4ひさきくんには、ああこの人はどうやら黒田とか変わりがあるけど苦手っぽいなと思われていたらしいと後々聞いてPLは心で爆笑しました。HO3はるおみも笑っちまいましたね。
流れ的にHO3の秘匿バレシーンのお話を時間を置いた今、記しておきたいところかなと。
いのけいは通過時のまとめたキレッキレのやつがhttps://tsugui-micoto.com/works/いのけいまとめ/こっちにあるんで、印象深いところのお話に絞ってきます。
黒田さんが一方的にバラしてきたからワハハってなったような気がします。どうやらKPが一部、描写を削ってくれていたらしく当該の描写は偽の仮面が剥がれて黒田の方へ戻るみたいなニュアンスだった模様。ありがとうKP、その気持ち糀谷悠臣に全くありませんでした。
スパイ的なものって、ぶっちゃけた時にどう思われるかよりもその後にどう扱われるかが大事かなと思っています。特にTRPGの場合は行動が変わるので。状況的にもう個別で情報を拾う状況でもなかったというかHO3の立ち位置で有利に得られるものはもうないかなって印象だったので、スパイの扱いによって同行不可が一番面倒だと思っていたのですけれど(シナリオを訝しみ続けているPLの疑心暗鬼という側面もあります)、上記の黒田への対応に対する話に近いところが他のHO1かがもちくんも、HO2そとごいさんもどうやら抱いてくれていたらしく、胸張って大手を振ってDAPに来いって展開になってくれたのは嬉しかったですね。
PCとしてもかなり気が楽になったところです。それまで、仲間だけど純粋な意味では仲間ではないという複雑な気持ちを持ってしまう立ち位置だったので。懸念がなくなって良かったなという。
印象深いというとこことは別に異能薬を使用してスキル解放という局面が訪れるわけですけど、秘匿行動中に二度ほどあったと思うんです。各一度ずつファンブルしてまして。みんなの見てないところで異能薬2本へし折った男になりました。お前さーおもんねーから表でファンブルしろよーって思ったのは今だから言える笑い話です。
良い感じに出目が乱高下していたのでね。最後の方に回避1クリとかもしていたはずなので。ここでぇ?って変な声出してしまった記憶があります。
我々の陣は、無事にみんなで再び浅倉さんのもとでお仕事できますというエンディングでした。双葉ちゃん大脱走は草生えましたけど、張り合いがあって良いのではというところで。
ボイセでこれだけの長丁場のシナリオをこなしたの、多分初めてだたと思いますし気持ちとしては結構あっぷあっぷしてたところはあったんですが、無事に皆さんと走り抜け切れて良かったなと今振り返ってもしみじみそう思います。
本当にありがとうございました。
以下は小話
とてつもない事件が終わりを迎え、久々にチームが揃ってからしばらく。
チームとしてしっかりと動き始めた浅倉班ではあるが、目が回るほどの忙しさと言うわけではない。厳密には、面々が揃って緩急のついた行動を行うことが出来るということだった。
今日もまた、追いかけていた事件が一つの終わりを迎えてチーム全体に満足感が満ち溢れている。
浅倉の表情は普段よりも幾分かリラックスした穏やかなもので、鑑勿の様子にしてもすっかり緊張の解けたものだ。外古井にしたところで仕事を終えた楽しげなものであるし、樋楸とて西門と悪ふざけをし合っている。糀谷もまたその様子を落ち着いて眺めていた。
「今日は一つ、無事に事件を解決できた。お疲れ様。都合が合うなら何か食べて帰ろう」
浅倉の声は表情と同じく穏やかだ。仕事をしている時と比べると、その穏やかさはより顕著だった。
「正義さんの奢りでしょ?」
「……ああ」
鑑勿の楽しげな物言いに、小さくため息をつきながら浅倉は苦笑する。
「おっしゃー! 奢りだってよ、黎志」
「だったらやっぱ、あの店?」
樋楸の〝あの店〟という言葉に浅倉以外の全員の脳裏に浮かぶのは、浅倉が懇意にしている件の店だ。
「やっぱ正義ちゃんの奢りって言ったら、あの店だよね。賛成!」
外古井の弾むような声が全員の行動を後押しする。
「僕も異論はないで」
糀谷が最後に同意を穏やかに添えて、彼らのこの後の行動は決定した。
件の店は一風変わっている。店主はあまりに胡散臭く、料理の方はとても美味しいのだが初見殺しもいいところの風変わりなメニューは混乱を招くものだ。それでも彼らはこの店を気に入っている。そこはかとない胡散臭さは漂うが、それを補ってあまりあるものがあるのだ。
店同様に胡散臭さの漂う店主に迎えられ、浅倉をはじめとしたチームの面々が顔を揃える。
「では、お疲れ様」
浅倉の乾杯の音頭が取られる頃には、テーブルの上には注文の品が所狭しと並んでいた。品々からは湯気がたちのぼり、食欲がそそられる香りが当たりを満たしていた。
「美味しそー! 何度来てもテンション上がるよね」
外古井がそんな言葉と共にスマートフォンを構えて写真を連写し始める。
「いやー、たまんないよねー」
樋楸もまた楽しげに言って外古井と同じく、テーブルに並んだ食事の写真を収めはじめた。
「マジでやべぇー」
西門もまた樋楸に倣う。鑑勿にしてもその様子をただ楽しげに眺めていた。
そこで糀谷が口を開く。
「またいつも通りの写真、撮らせてもろてもええ?」
彼の言う〝いつも通り〟とは言ってしまえば嫌がらせだ。
全員にはもうすっかりお馴染みのことで、浅倉以外は揃って悪巧みに胸を躍らせているような表情でにんまりと笑う。
「黒田ちゃんに送る写真でしょ? もちろんだよー」
「思い切り楽しんでる雰囲気出してまたキレさせてやろ?」
「あの人、怒りの沸点低いからね。いじりがいがあるよねぇ」
「黒田さんのキレてるところだいぶウケるっての」
楽しそうに笑う四人に対して、浅倉だけが曖昧な笑みを浮かべるにとどめていた。
「糀谷さん、ほどほどに……」
「大丈夫ですて。報告せえって言うてきたんはあの人ですから。身から出た錆て言うか、自業自得て言うか……そんなもんです」
糀谷の少々饒舌な返答に、浅倉は返す言葉を紡ぎ出せない。この調子での行動は今に始まったことでもないのだ。
本来ならば縦社会の警察において、上席に対する態度としては最悪。いや、最悪などという表現ではまだ不足をしているほどに最底辺だ。しかしながら浅倉班の面々はそういう組織然としたものには縛られない。そのことは良いように働くことももちろんあるのだが、今この瞬間においてはよろしくないように働いている。
それでも強くは止めずに流れに任せてしまっている状況は、浅倉自身も少しは他の班員同様に楽しんでしまっているところはあるからということを否定はできない。
状況はいつも通り、楽しげに全員がテーブルに指を出して撮影の準備をしている。
「ほら、正義さん。混ざってよ」
「そうだよ正義ちゃん、早く早く」
「いつも通りに指出してねー、ピースの形で」
「やっぱそれ、人数多いから星にならねぇだろっての」
「ええねんよ、西門くん。金平糖みたいなもんや」
「いいんスかそれ……」
「大丈夫だよ。正義さん、早く」
鑑勿に促され、浅倉もまた写真撮影に指を加えた。
きっとまた糀谷が写真を懇切丁寧に黒田へ送信して、彼が怒鳴る様子が目に浮かぶ。
しかしながらそれすらも楽しく、そして平和に思われた。後に訪れる黒田にまつわる一悶着も含めて。
