「堕獄の夜籠り、断つ双刀」感想と小話

私がたまには人外PCを作ってみたいと漏らしたところ、お薦めいただいて回していただくこととなりました。人外の鬼HOを頂きまして、ウッキウキしながらキャラビルドしましたね。色々どうしようかしらと考えるあまり、右往左往してしまったことは否めないですが暴言を吐く割には何やらいい奴だなこいつという、協力的な人外が誕生するに至りました。結果として人の良い感じになりがちなのは、もしかすると手癖なのかもなと思ったりしながらキャラを準備して本編。

やったー!戦闘からだー!はしゃいでいいんですか!?(出目がはしゃいで大はしゃぎ)

ドタバタとやりながらも、謎に迫っていく凸凹コンビは味わい深いものがありましたね。

何やかやとしながら、結局のところ少々ならずそれなりに協力的だけど一言苦言などを呈する感じの鬼をお届けしたわけですが……引き受けた一件を翌日から調査するからねと、自分の住まいたる山へいざ帰ろうと思ったら人を食うなと言われたりします。人間は真面目だけれど、ここは食べないという言っておかないと面倒だなという気持ちがかなりあってさらに品行方正になってしまうのが面白かったですね。完全に自PCの構造の話ではありますが。

どんどんと出てくる情報が物騒になっていき、気がついたら双子の話に……え、俺たち血の繋がりがあったんですか?過去がねぇなと思ったらそういうこと!?

探索の中では思い出す瞬間が訪れる家の中はもちろん印象的だったんですけれど、あとは井戸ですね。いやあもう、あれは地獄って感じがしてよかったです。あんなの盛り上がるしかないって。

最後のところは本当どうなることかと思いましたけれど……自信持てなくてさぁ……HAHAHA。

自分の探索者が歴史に組み込まれるの、なかなかに新鮮だなぁーとなりました。

人外できて嬉しかった!ありがとうございましたっ!

以下は小話

 逢魔時の近づく街にふたつの影がある。

 ひとつは小柄な身体ながら刀を携え、ひとつは人とはお世辞にも言えない形を持つ者だ。

 鬼火が無数に浮き上がり、一斉に刀を持つ人間へと襲いかかる。

「前から言っているだろう! 術ではなく武術で正々堂々と勝負しろ!」

 鋭く怒鳴る人間──小菊は、目の前の人ならざるもの──羅刹童子を睨み据える。

「そんなもんは聞かん。こちらも前から言うておろうが!」

 羅刹童子は鼻で笑って吐き捨てた。

 これは二人の普段通りの姿だ。先日は協力とてしたものだったが、共通の目的が失われてしまえば結局はこれまでと変わらず。鬼としては人間と馴れ合う道理もなく、人間としても鬼が被害をもたらすならばやはり馴れ合う通りはない。

 あの日知った事実とて、今にしてみれば瑣末なことだ。

 人間と鬼は人間と鬼でしかなく、本来は交わることなどありはしない。それ以上でもそれ以下でもなかった。

 だからこれこそ、本来の姿であり当然の状況だ。例え共に命が始まった存在であろうとも、現在のこの瞬間の在り方が全てと言えた。

「汝は詰めが甘いわ」

 にんまりと意地の悪い笑みを浮かべながら羅刹童子は小菊の背後に回り込む。

「……貴様なんぞに遅れをとると思うな!」

 小菊は羅刹童子の動作を睨みつけてから、襲いかかってきた伸びた爪を白刃で防いだ。

 これもまたいつもの通り、二人がこの場所で生きる姿そのものでもあった。

 今日も決着はつかない。まだ、つかない。