お誘いをいただいて遊ばせていただきました。
私のHOは冬、もらった瞬間はしゃぎましたね。こういうの、好き(漠然とした好感)!
裏側の世界の人間なんですけれど、記憶のリセットからくる不安定さと完全記憶の安定のバランスからくる性格設計をメインに据えてしまった関係で、裏の世界みはないなと思ったりしました。そもそも私のPC THE裏社会!みたいなのいない。というか、発想にないのかもしれない笑
シナリオの最序盤は楽しい楽しい京都観光とお仕事パート。ぶっちゃけたはんし、お仕事はここ以外にもう少しある方が嬉しかったな……仕事だよと言われた場面は他にもありましたが、裏社会の人たちならではのお仕事をもっとしたかったし、季節にあった殺し方を考えてきたのだからそれをもっと使いたかったなぁって思うところはありました。もったいないなぁって。
それはいいとしてですね、HO春に懐かしさを覚えるって秘匿はすぐに裏付けが取れた印象でした。お仕事の時にHO春のお父上(非公開で大変驚きました)とお話ししたり何か不思議なことを思い起こしたりして、こいつはとんでもねぇフリがきたもんだぜなどと思ったものです。
その後にやってきたのが、謎のストーカー男。
ストーカーですよ、しかも色んな意味でステレオタイプのオタク!笑
しかも追い詰めて行ったら急になんか、変な……砂になって広義の意味で死ぬし。急にシリアスっぽいし(いや、このシナリオの方向性がシリアスなのは流石に認識しているんですが。この辺まで茶番ばっかりやっていたもので)。どうして、どうして?みたいな状況で序盤を過ごしていました。
これはHO冬の難しいところではと思っているところですが、途中で記憶のリセットくると焦る。どこまで覚えているとか、そういうのが全部KPとのすり合わせ確認が必要になって来るから不安すごい笑
そこからどんどん転がり落ちていくというか、閻魔さんが不穏な状態になったりとかですね……アガチ(自分はそうって把握はしてたけど)の他の存在についてとか……というかそもそもアガチって何!?だしね。
最初はただただ京都の街を巡っていたけれど、中盤ではもう余裕なく必死に回っていく感じだったなぁ。切羽詰まってくるからそりゃあそうなんですけれど。
非公開NPCもそれなりに飛び出してくるし、秘匿処理も各々にそれなりにあるし、KPするの大変なんだろうなと思って頭が上がりません。本当にありがとう、お疲れ様でした。
内容詳細については記憶と記録の関係で記したものがあるので割愛させてもらうのだけれど、個人的に印象深いところとしては自分では動けなくなっているところかなと。触手が出てくるよっていうのをKPがネタバレなく伝えるために、とても喜ぶと思うよって言われた(今回のKPと二人で行ったシナリオに私が触手に大はしゃぎしたシナリオがあった)のは笑いました。しかも元気にはしゃぎ回ったので、こればかりは反論のしようもない。嬉しかったですよ。触手は持ち帰れないけど笑
その辺はさておきまして。京都の中で四季がぐちゃぐちゃに混ざって、エリアごとに季節が違うっていうのは情景凄まじくどうしてこうなった……だったわけですけど。絵面、いいよね(しみじみ)。
そして絵面という意味では、終盤の地下へと沈み込み異形の街と化す京都もまた良いものだなと思いましたね。
個人的にシナリオに対してはツッコミを入れたいところもあったし、首を傾げたところもあったんですけれど、素敵な陣だったし自陣とっても可愛いで走り切れたところがあります。
みんなで一緒にまたいられるようになったので、彼らは楽しく日々を過ごしていくのだろうなとそんなふうに思っております。
無事に終わりを迎えられて何よりでした。ありがとうございました!
以下は小話。
季節が狂い、世界そのものが狂いそうだったあの日は今や遠く。あっという間に全ては日常へと帰した。
あんなにも上へ下へと大騒ぎしていたにもかかわらず、一年も時間が経ってしまえばそれも過去になる。
焔や朔夜たち『あび』を切り盛りし続けて一年、祭の日に急な展開が訪れてからしばらく。
あびにはかつてと同じように、すみれとなずなに白玖の姿もあった。これまでと近しい毎日が続いている。
とは言っても、今まで通りとはいかない。もう戻らない存在はこの先も欠けたままであるし、街にしてもまだまだ今まで通りとは言えない部分は存在している。
それでも以前のように、すみれや焔が笑顔で接客をしていた。なずなも仕事を手伝い、店の奥では黙々と白玖が通されたオーダーに祝と対応して朔夜は怠惰な様子を見せながらも気まぐれに手伝いをしている。朔夜はかつてと比べるとその気まぐれの確率は格段に高くなった。それでも、怠惰は顔を覗かせるのだが。
「焔ちゃん、次の方をお願いします」
「わかった」
すっかり息のあった掛け合いを見せて、列に並んだ客を捌いていく姿は鮮やかだ。
焔が次の客の対応へ向かう中、すみれは注文を通すために男性陣の元を訪れる。
「注文です、こちらをお願いいたしますわ」
書きつけられた注文を確認し、祝がまず動き出す。
「了解した」
白玖はそう言って静かにすみれへ頷いて見せるが、朔夜は動く気配がない。
その様子にすみれはずんずんと朔夜の方へ近づいていくと、スマートフォンに目を落としている彼の顔を覗き込んだ。
「朔夜くん、いけませんわ。お仕事中です」
にこりと微笑むすみれの表情には迫力が同居している。
「わかってるよ」
朔夜はすみれに気圧されながらそそくさとスマートフォンをズボンのポケットへと突っ込んで立ち上がった。
「こっちも注文だ」
別の客から注文をとってきた焔が、注文用紙を差し出すと白玖が流れるような動作で受け取る。
「ああ」
短い声で応じてから少しだけ口角を持ち上げた。焔は歯に噛んでから「すみれ、次のお客だぞ」と声を張る。
「ええ」
応じたすみれはまた店の裏手から表へ、焔と一緒に戻っていく。
そんなすっかり日常の戻ってきたやりとりを、祝は満足そうに見つめていた。
