「嘲笑う、冥々」感想と小話

きっと好きだと思う!そんなKPの言葉を受けて遊んでもらってきました。
私がもらったのはPC刑事。なんと、PC探偵とは夫婦ということに相成りました。
尻に敷かれてるんだよなぁ〜〜〜〜〜!
追加の茶番で自宅でのシーンのRPをさせてもらってたんですけれど、まぁ尻に敷かれることこの上ない!PC探偵の奥さんがまぁ強いこと(暴力という意味ではなく)。
PC刑事の先輩さんも、PC探偵の助手さんも良い味のキャラしてるなぁってにっこりしてた。
というか、刑事視点としては外部の探偵に手伝ってもらうって話はあったけどそれがまさかPC探偵こと奥さんとは夢にも思っていなかったもので(聞かなかったから彼女もそれを伝えては来なかったし)当日職場で奥さんと出くわすのだいぶびっくりだったんだよな笑
そしてなぜか始まる、助手くんとうちの耀のどっちが飲み物用意するかの静かな戦い。ここは自分が、いえいえここは自分がというこの謎のせめぎ合いは面白いにも程があり笑
そんなこんなで刑事たちと探偵たちでこの事件の捜査にあたることになったわけですが……探偵事務所の二枚看板だったはずの兄さんと、その弟で耀を慕ってくる後輩刑事。この兄弟結構癖が強い感じがするなぁってなんとも言えない気持ちで見ていたんですよ。影の気配強いなぁって兄、と元気系大型ワンコの弟って印象でした。人って見た目通りとは限らないので、どんなもんよはまぁあるんですけれどね。
微笑ましいやり取りや茶番も繰り広げながら、話は肝心の事件について。首がないから確認できないことが結構多い、そのため関係者から話を聞いたりってところがまずは大事かなってところなんですけど……いざ話を聞いてみるとどうにもおかしい。何だかこうのめり込んでいたりだとか急に様子が変になっていたりとか。何かがあるなって感じなんですよねこれ。
調べて行くうちに首が見つかったり、なんか虫っぽいやつと戦闘になったりするからマジかーってなりましたよね。しかしうちの耀さん、やたらに出目がよろしくてですね。拳銃撃ってまぁ、良い出目を出したりですとかね。
これ以外にも全体的にうちの耀さん出目がいい傾向だったんですよ。ちょっと怖いくらいに。雑談でキャラシにエリートって書き添えておいて良かったなぁなんて話してたくらいです笑
確実に手にして情報は集まってくるのにどうしても決め手にかけるような違和感があり、なんとも気持ち悪い感じがまた楽しくていいなってなりました。
件の探偵のお兄さんが、登場すると目をほじり出してしまったので……こいつはおやべぇですわよの気持ちになり、流石にこれは焦る(楽しい)
で、兄は翌日遺体で発見されて弟の行方はしれない。
え〜〜〜〜〜〜〜?楽しい(ひどい)
で、やばそうな団体がいるらしいぞなんてなったら、もう出向いて行くしかありませんね!!!!!
そして始まる確定戦闘を乗り越え、なんやかんやで最後の扉の前へ。
シナリオ側から警告されるのめちゃくちゃに怖いな……なんでそんな事言うの……?ってなるもんな。
扉の奥、階段の先。それでも進んで行った向こうにいたのは、いつもの笑顔の後輩刑事。手におヤベェものを持って。
そうそう、これクトゥルフ神話TRPGなんですよねー!って改めて実感するシーンでした。
ここに至るまでに自分もPC探偵もそしてそれぞれの相棒たちも、何かしらおかしくなってしまっていたりその要素が見え隠れというか見えていたりしていたものだから、ああこれが成れの果てって私は思ったよね。
弟くんからは選択肢が提示されて、質問にだってある程度答えてくれる。けれどリアル時間で選択に対してタイムリミットが設けられているのは、こう緊張感があっていいなって思った。
今回は今にしてみれば、思い切ってみても良かったのかなと思ったりもします。
真理は知っても状況が変わってないから、耀はきっとこれで良かったのか?の自問自答を繰り返すし、結果として今までの自分の人生はなんだったんだろうって頭抱えてしまうかもしれない。
考えさせられるエンディングでした。ありがとうございました!!!!

以下は小話。
──僕は、この選択は、正しかったのだろうか。
件の事件からずっと、耀はこの考えに囚われている。
世界はすっかり在り方──厳密に言えばそれは在り方ではなく見え方、なのだろうが──を変えてしまい、耀はこれまでの自分と今の自分のことがすっかりわからなくなってしまったのだ。
妻である真緒はもちろん、彼女の助手にしても自身の先輩にしても誰も欠けずにいられたということは、喜ばしいことである。その気持ちは間違いなく胸の内にはっきりと存在していた。
──不安を煽られる、夢に見る、怖い。
結果として知ってしまった世界の真実は、いわゆる知らなければよかったことだ。
それを知ってしまった今は、これまでと同じように生活を続けるとはどうしてもできない。
少なくとも耀は、すっかり塞ぎ込んでしまっていた。
「……相変わらず、あまり調子は良くないようだね」
耀に声をかけたのは彼の妻である真緒だ。
「ごめんね、真緒さん」
「いいさ、気にしなくても。こんな真実、受け止めるのに少なからず時間がかかって然るべしさ」
かけられる言葉に耀が返す相槌は弱々しい。
それでも職場に行けば仕事はあるし、もちろん先輩である一色だってそこにいるのだ。妻だって存在しているし彼女の助手の淳良だって探偵事務所にはいるはずだった。
どんな姿かはさておき。
──この世界で、一体何が出来るのだろう。
取り戻した、選択をした、それが間違いだとは思わない。
思わないのだが。
この先の未来で、何が起こるのかも何が出来るのかも今の耀には皆目見当がつかない。というのが正直なところだった。
それは神のみぞ知る。
否。
この世界の神はきっと、見て見ぬふりで知らぬ存ぜぬを押し通すことだろう。
思い知ってしまったこの世界の成り立ちは残酷すぎた。