「ビースト・イン・ザ・ダーク」感想と小話

吹雪くんで再び継続!前日譚にあたるホワイトアウト・ディセイブ(通過済み)の続編だよと言われ飛びついたテストプレイです。
何だかですね……すっかり自我が強くお育ちになられた吹雪くんに、つぐみこはぶんぶんと振り回されてばかりなのです……今回もそうです。たまったもんじゃない(楽しい)
いつも通りの近すぎる距離感、そしてこれでも付き合ってないんですよという両片想いで始まったふぶひな、そしてそれを見守ってくれる大人組での安定感が嬉しい。
文化祭でバンドをやろう!ってくだりが可愛い、本当に可愛い。緋奈乃ちゃんが絵になると吹雪くんを誘ってくるところが、めちゃくちゃにっこり。
今回のロイスは逢坂大我くん、ホワイトアウト・ディセイブの事件をきっかけに覚醒した人で、うちの吹雪くんは監察任務に当たっている感じでスタートしました。
彼は失踪してしまったわけなんですけれど、そのことに対してきちんと向き合えていなかったのだろうかと吹雪くんは悶々としていました。
いろんな角度で描かれていく謎にニコニコとしながらの進行。
吹雪くんと緋奈乃ちゃん、そして嚆矢くんの並びが最高に微笑ましくて大好き。本人たちは調査をしているし、目標を発見していて緊張の瞬間なんだけれど、それはそれとして微笑ましい。
そしてチルドレン組と最近まで一般人だった人の差が如実に現れ……緋奈乃ちゃん、虎さんに噛まれたの痛そうすぎるんだよぉ泣
そんなこんな、情報集めてミドル戦闘はディアボロス!春日きたこれ!なんですわよ。この時のために教えてもらった、紅蓮の衣!お前が火を吹くぜ!笑
自分としては吹雪くんは氷固定みたいなところがあり(某半燃半冷を思い出してしまうのです)それ故に紅蓮の衣は追加攻撃(氷)になりました、OKしてもらったしね!厳密には氷の塔で使用する氷柱に対する二段構えですね。それで遊ばせていただきました。
で、スリーピングビューティさんと話に緋奈乃ちゃんと出かけて行った吹雪くんは理詰め+ブーメランで撃沈!笑
緋奈乃ちゃんとの距離が近すぎることを、やっと吹雪くんは気付いたのです。いや、違うな……知ったのです笑
でも、そこで距離をとろうとしてしまうんですねえ……下手くそか!‪w実際それで、距離を置くと緋奈乃ちゃんにはいつものでいい、いつものがいいと言われまして……いやぁ、ふぶひな可愛いんよ……
クライマックスのときはほんとRPに落差がすごくて……笑 かっこよく啖呵をきったかと思えば、理詰め再びで決まりきらず。しかしひとたび戦闘に入ればシリアスです。
というか、吹雪くん……クライマックス戦闘のラストら辺の出目がすごくて……命中の出目、攻撃の出目、ドッジの出目に至るまでつよつよでした……怖い!生きる力がありすぎた……正直めちゃくちゃかっこよかった……
最後、文化祭を楽しんで……バンドもエンジョイして……舞台裏で気持ちの昂りのままに告白してしまった吹雪くんでした。見守ってくれてる皆さんから、そこでええんか!とツッコミをいただきながら(つぐみこ含む)しかし吹雪くん、がんとして譲らず。
無事に告白して、晴れて緋奈乃ちゃんとお付き合いすることとなりました。そして開花するど攻めの才能笑
将来が楽しみなふぶひなに想いを馳せつつ、楽しい時間をありがとうございました!以下は小話

支部というものは、支部長によってさまざまなものがある。
吹雪は多くの支部で任務をこなし、多くの支部長を見た。だからこそ、いま身を置く支部は取り立てて特殊であると感じている。
今までにない活気、そして賑やかさは群を抜いていて、必要な緊張以外に不要な緊張も恐怖もない。支部長については仕事を背負い混みすぎる傾向こそあるが、支部に所属する者たちを想ってのことだとは痛いほどに伝わるもので、その是非はさておき心根についてはあたたかさを感じられるものだった。
そんな今までになく、そして吹雪自身としても居心地の良さを感じているこの場所は、離れ難い場所だとまで思うようになっている。理由はそれだけではないのだが、何にせよ今までは何とも思わなかったことに、抵抗を覚える日が来るとは思いもしなかった。
離れ難さまで覚えるに至るこの支部には、今日もいつもと同じように活気が満ちている。すれ違うし部員たちも気さくに笑顔を向けてくるのだ。
こんなにも“受け入れられた”と感じる場所も、この支部が初めてだった。自分自身の存在そのものから受け入れられ、受け止められている感覚。その感覚にはじめは戸惑ったものだ。それすらも今はすっかり当たり前になってしまっていて、なかなかに不思議なものだが。
そんなことを考えながらぼんやりと支部を見つめる吹雪に隣に立つ嚆矢が声をかけた。
「入らねぇのかよ?」
嚆矢の言葉通り、こんなところで立ち尽くしている場合ではない。理由は分からないが、今日は支部長である柊弥に吹雪は呼び出しを受けていた。任務の話はなかったため、その手のことではないだろうと考えてはいるが、であるならば用件が何であるのかについてを吹雪は把握しかねている。
「入る」
それでも立ち尽くしているだけでは何も分からない。吹雪は嚆矢の言葉に応えながら、いつものように支部であり同時に柊弥の店でもある建物へと足を踏み入れた。中に入れば当然ながら勝手知ったる者ばかりで、当然のように必要とする場所の方へと通される。
「二人とも、お疲れ!」
「お疲れ様です」
「どーも」
部屋の中へと入るとすぐ、吹雪たちに声をかけてきたのは蛍だ。いつものようににこやかな彼の表情を見つめながら、自分にはできないことだなとつい感じてしまう。体裁を保つことには不向きな気質な吹雪としては、蛍は対極に存在しているようなそんな感覚さえあった。
そんな蛍は忙しなく動き回っている。どうやら、雑務の大半を担っているらしいことは明らかで、用事が早く済んだら手伝った方がいいのだろうかなどと思い浮かべた。
すると、奥から軽やかな足音が響く。
「来たわね、待ってたわよ」
当然ながら足音の主は、この場の主人でもある柊弥だった。その表情、様子から今まで不明瞭だった今回の呼び出しの目的について、吹雪は唐突に理解する。
──ああ、これは……採寸だ。
奇妙なまでに突然な理解、そして納得だった。きっとこれから採寸され、何か新しい服を着ることになるのだろう。柊弥がきっと何か閃いたのだ。
これは時間がかかることだろう。蛍を手伝えないことを内心申し訳なく思いながら、口を開いた。
「用事は、なんですか?」
体裁上の確認の言葉を口にしつつ、慣れた足取りで部屋の奥へと入っていく。この後、すっかりなじみになった緋奈乃との揃いの服がまた作られることになるのだが、それはまた別の話だ。