実は初めてのいわゆるSAN値回復シナリオというやつでした。
「一隻眼、爛々と」を回させていただいた二人で今度は回していただいたという、なんとも嬉しくてありがたいお話でございまして。とても楽しかったです。
このシナリオは恋愛感情を抱いているか、そうでないかで全く見える景色が変わりそうなそんなシナリオでしたね。
今回の二人は仕事の先輩後輩で、悪友チックな関わり方をしていますが信頼はあるという、そんな関係で。正直、恋愛感情はないのです。
だから、ベッドの上で寝かされていてもいかがわしいことなんて考えもしないんですね笑
ギミックで媚薬や催淫効果のあるアロマとか出てくるんですけど、二人とも淡白な反応しているのがなんとも面白くって。
きっといちゃいちゃを想定してお書きになったのではないだろうかというシナリオを鮮やかに踏み倒して、仲良くおしゃべりをして無事に生還を果たしたという、という驚くほどに平和的なお時間でした。
いやあ、平和っていいもんですね笑
なんて。穏やかで、ちょっと不思議なシナリオで楽しくキャラたちが関わることができてよかったです。
ありがとうございました!以下は小話不思議で変な夢だった。
だが、悪くない夢でもあった。
駿はぼんやりとそんなことを考えながら、普段通りの道を通って職場へと向かう。二人分の弁当箱を持って。
普段から駿の職場には朝、ほぼ人はいない。と、いうよりは、駿が来る時間が始業のタイミングよりかなり早いというのが正しいかも知れない。だからいつも通りの時間で起床することがかな割った今日のような日でも、余裕で近しい時間に職場へ到着できるというわけだ。
一言で言い表すなら生真面目、それが二駿だった。
自席に一度腰を下ろす。次にはその腰を持ち上げて自分のためのものではない弁当箱をとんと、近くにある今は誰もいない席のひとつに置いた。
その動作以外は普段の通り、部屋のひと回りを何となしに整えてから湯を沸かす。無機質に電気ポットが知らせた沸騰を確認して、インスタントコーヒーをいれてから再び自席に着いた。
この部署に固定の席を持つ者は少ない。
彼と彼の後輩、加えて本の数名程度のものだ。彼らの大半は出向やら手伝いやらでこの場にやってくることもほとんどない。
概ね常駐しているのは、駿と後輩の絵梨香くらいのものだった。
そんな騒がしさとは今のところ無縁の場所であるからこそ駿は、ぼんやりと考え事に思考を巡らせる。
何度思い返しても不可思議な、しかし楽しい夢だった。
そこには後輩の絵梨香の姿があり、それ以外の何もかもは不可思議だった。何を求めた夢だったのか、何を求められた夢だったのか、考えにも及ばない。
夢の持つ本当の意味など研究者ですら出しあぐねる答えだ。駿に分かろうはずもなかった。
純然たる事実としてそこにあるのは、夢の中の絵梨香と自分が多くを語り、約束を交わしたということだけだ。
考えてみれば、曖昧な約束である。
夢の中の出来事など、ただの夢と断じてしまえばいい。
だが、駿はどうしてもそうすることが出来なかった。
あのとき言葉を交わした彼女は、夢の中の虚像なのではなく本物だったように思えたのだ。
都合のいい解釈なのだろう。
だがそれでも、約束を守りたいと駿は勝手にそう思った。それでいいと、思った。
実際のところ自分の弁当の中身が脅かされていたのも事実であり、この職場にいる以上犯人が彼女以外にはほぼあり得ないという状況もある。ならば、きっとこれで良いのだろうと思うのだ。
「一隻眼、爛々と」を回させていただいた二人で今度は回していただいたという、なんとも嬉しくてありがたいお話でございまして。とても楽しかったです。
このシナリオは恋愛感情を抱いているか、そうでないかで全く見える景色が変わりそうなそんなシナリオでしたね。
今回の二人は仕事の先輩後輩で、悪友チックな関わり方をしていますが信頼はあるという、そんな関係で。正直、恋愛感情はないのです。
だから、ベッドの上で寝かされていてもいかがわしいことなんて考えもしないんですね笑
ギミックで媚薬や催淫効果のあるアロマとか出てくるんですけど、二人とも淡白な反応しているのがなんとも面白くって。
きっといちゃいちゃを想定してお書きになったのではないだろうかというシナリオを鮮やかに踏み倒して、仲良くおしゃべりをして無事に生還を果たしたという、という驚くほどに平和的なお時間でした。
いやあ、平和っていいもんですね笑
なんて。穏やかで、ちょっと不思議なシナリオで楽しくキャラたちが関わることができてよかったです。
ありがとうございました!以下は小話不思議で変な夢だった。
だが、悪くない夢でもあった。
駿はぼんやりとそんなことを考えながら、普段通りの道を通って職場へと向かう。二人分の弁当箱を持って。
普段から駿の職場には朝、ほぼ人はいない。と、いうよりは、駿が来る時間が始業のタイミングよりかなり早いというのが正しいかも知れない。だからいつも通りの時間で起床することがかな割った今日のような日でも、余裕で近しい時間に職場へ到着できるというわけだ。
一言で言い表すなら生真面目、それが二駿だった。
自席に一度腰を下ろす。次にはその腰を持ち上げて自分のためのものではない弁当箱をとんと、近くにある今は誰もいない席のひとつに置いた。
その動作以外は普段の通り、部屋のひと回りを何となしに整えてから湯を沸かす。無機質に電気ポットが知らせた沸騰を確認して、インスタントコーヒーをいれてから再び自席に着いた。
この部署に固定の席を持つ者は少ない。
彼と彼の後輩、加えて本の数名程度のものだ。彼らの大半は出向やら手伝いやらでこの場にやってくることもほとんどない。
概ね常駐しているのは、駿と後輩の絵梨香くらいのものだった。
そんな騒がしさとは今のところ無縁の場所であるからこそ駿は、ぼんやりと考え事に思考を巡らせる。
何度思い返しても不可思議な、しかし楽しい夢だった。
そこには後輩の絵梨香の姿があり、それ以外の何もかもは不可思議だった。何を求めた夢だったのか、何を求められた夢だったのか、考えにも及ばない。
夢の持つ本当の意味など研究者ですら出しあぐねる答えだ。駿に分かろうはずもなかった。
純然たる事実としてそこにあるのは、夢の中の絵梨香と自分が多くを語り、約束を交わしたということだけだ。
考えてみれば、曖昧な約束である。
夢の中の出来事など、ただの夢と断じてしまえばいい。
だが、駿はどうしてもそうすることが出来なかった。
あのとき言葉を交わした彼女は、夢の中の虚像なのではなく本物だったように思えたのだ。
都合のいい解釈なのだろう。
だがそれでも、約束を守りたいと駿は勝手にそう思った。それでいいと、思った。
実際のところ自分の弁当の中身が脅かされていたのも事実であり、この職場にいる以上犯人が彼女以外にはほぼあり得ないという状況もある。ならば、きっとこれで良いのだろうと思うのだ。
現状の打破。
そんな言葉で片付けるような仰々しい話ではないが、駿は言い訳がましく自分自身の中にその言葉を掲げて己の納得を強引に成し遂げた。
思考に耽りすぎていただろうか、気がつけば始業の時間の少し前。バタバタと慌てふためく様子を如実に感じさせる音が響いてくる。
──さぁ、当人のお出ましだ。
建てつけの悪いドアが激しい音と共に開く。その先には見慣れた後輩の姿があった。
「相変わらずだな。時間ぎりぎりだぞ?」
駿は意地悪な笑みと共に後輩を出迎える。
努めて普段と変わらぬように。
