「ようこそ!迷冥市役所都市伝説課へ!」感想と小話

今回はKPの要望もあっていっぱい通過途中に足跡を残したので、その時々の感情はそちらにたくさんあるのですけれど……
終わってみると、我々(PLたち)の噛み合わせは結構な奇跡だったな……ってしみじみします。
秘匿ということもあって、あまりつっこんだ相談はしなかった(出来なかった)のです。
けれど、蓋を開けてみればなかなかどうして方針ピッタリというか、楽しくなっちゃうくらい似た部分の多いふたりが出てきて。
後半のネタばらしきたときにずっと「マジか〜!」ってなってましたもん。

そもそも今回の私は頭がよく働いている私(リアルINT死んでる時とキレッキレな時の差はかなり激しい方なので……)で、割と序盤からHO1の正体や扱いについての予測は大筋あってたりしたのは、かなりの感動でした。これだからやめられないのよね笑
けどHO2の方は秘匿ゆえの情報の少なさもあって(それでもほくとさんは小出しにして下さってましたけれど)さすがに……そうなってたかぁ!ってなりましたね。
で、うちの水葵は口説き落とされて(言い方)エンド5です。
人間になることを望まない選択でした。
この辺は陣にも寄るのかな。人間に戻ることというか過去を書き換える選択をとるかどうかというのは、悩ましかったりするんでしょうね。
水葵は有くんと真っ向勝負(負け戦)だったんですけどw
本当は望んでたんですよ、このままでいられたらって。
けど自分のせいで人間ではなくなってしまった彼をこのまま繋ぎ止めるのはエゴじゃないのかって、水葵には迷いがあったんです。
罪悪感というか負い目というか、そういうものが彼の目を曇らせた。だって有くんが何を望むかを勘定に入れず、自分のことすら勘定せずですもの。
優しさを持つがゆえのなんだろう、盲目?みたいな。
そんな感じでしたね。

何にせよ、これからも楽しく二人にはは都市伝説課で働きながら関わって欲しいものです。

……最後の報酬でSANを最大値持ち帰ったのは大爆笑でした。

毎回、とても楽しくて素敵な時間を過ごさせて頂きました!ありがとうございました!

 

以下は小話

いつの間にか日常になっていた。
新人としてやってきた有は、水葵にとって〝生きていて欲しかった〟と願ったその人で。
最初は恐ろしかった。
どんな形であれ〝死〟を免れた──と言ってもいいものかについての疑問はあったが、突き詰めたところでどういうこともない──有の今を踏み躙ってしまうのではないのだろうかと。
何も覚えていなければいいのに、とすら思ったものだ。
だが実際の有は、水葵んい対して尊敬や感謝の念を向けており、いかほどかまでは分からずとも、記憶に残るものが確かにあるのだとは察するにあまりあった。
それが今では、隣に居ることが当然となり関わることもまた当然になっている。
こんな日常が訪れるなど思いもしなかったことだ。
思えば様々なことがあったが、有についてそして自分自身についての真実を知る機会を得て、なお日常となったそれが続いている。
──それはまるで奇跡のようだ。
などと、柄にもないことを考えてしまうくらいにはどうやら今この瞬間が幸せらしいと、水葵は自身の調子の良さに自嘲した。
水葵は大きく伸びを一つしてから、都市伝説課にあてがわれている部屋の中をぐるりと見渡した。
普段と変わらない退屈な時間、いつものようにきさらぎがいて、いつものように御先稲荷が菓子を口にし、隣には有がいる。
それがたまらなく幸せで、たまらなく嬉しくて、ほんの少しだが確かに水葵の口角が持ち上がった。
「水葵さん?」
そんな水葵の様子を有が気づいて首を傾げる。その声にきさらぎと御先稲荷も視線を水葵の方へと向けた。
「どうしたの、水葵くん? なんだか嬉しそうじゃない?」
きさらぎもまた水葵に言葉を向ける。
水葵は有ときさらぎ双方に視線を向けてから、もう一度口を開いた。
「平和だなと、思って」
落とされた言葉に、有は目を瞬かせてから「そうですね」と応える。
きさらぎもまた水葵の言葉を肯定するように頷いてから笑った。
「そうだねぇ、とても平和だ」
こぼれたきさらぎの言葉に、御先稲荷も同意するように笑ってからまた再び手元の菓子を頬張った。

これが水葵たちの勝ち取った日常だ。
きっとこれからも何も変わらない〝職員さん〟たちの穏やかな日常がそこにはあった。