この手はきっと

少し先に生まれた自分。だがそれだけで、長子とされて厳しい日々があった。
だがそれがどうしたと言うのだろう。
先に生まれたからこそ、後に生まれた家族を守ることが出来るのだ。
必死で厳しい日々は、手を伸ばし届かせるための準備だった。
これで平穏を守ることが出来るのならば安いものだとすら思う。
伸ばした手が届かないかもしれない。
そんな恐怖は少ないに越したことはないのだ。大切な人を守るには、全てをこの手に乗せて決意を見せつせていかなければならない。
まだやれる、この手が届くなら。