神楽オスカー

「花結び」感想と小話

前から可愛いシナリオだとお聞きしてまして。連れて行っていただいたという次第なんですけれど。いや、本当に可愛いなって!!!!そんな感想だったんですけれどね。これはシナリオとはちょっと逸れる話なんだけど(早速)、ミオくんの隠し事下手くそなの可愛…

君を一番に祝福するには

「ミオ、すごく眠たそうだけど……まだ寝ないの?」そう尋ねるオスカーの視線の先では、船を漕ぎながらも必死に眠気と戦うミオの姿がある。普段であればこんな状態まで至ると意地を張らずに寝るものなのだが、今日のミオはやけに必死だった。「もうちょっと、…

なんでもない幸せな一日

何もない休日、というものは退屈なものだ。だがオスカーとミオにとってそれは退屈ではない。二人が時間と空間、その全てを共有することができる貴重で、そして幸せな時間に他ならないのだ。それを裏付けるかのように、オスカーの表情もミオの表情も柔らかく穏…

微睡に口付け

立っているのがやっと、そんな状態のオスカーの身体がぐらりと揺れた。ミオは握っていたオスカーの手を強く握り直す。脳裏には得体の知れない女性の「おとぎ話では愛する人へ口付ける、というものがあるのでしょう? それです」という言葉が響いていた。普段…

キミと花

「ねぇ、今から花見に行こうよ」そう言ったのはオスカーだった。休日の昼下がり、せっかく二人で過ごせる休日をどうするかと話す中での提案。外に目を向けると桜はまさしく見頃を迎え花見日和の続く、そんな中で紡がれた誘い文句にミオの表情は華やいだ。「う…

季節巡れどキミと共に

どこの国においても、相手の生まれた日を祝う習慣というのは概ね存在している。もちろん必ず、とまでは言わないにしても大切な相手が生まれた日を祝うというのは、人間にありがちなことらしい。オスカーにしてみても、それは例に漏れない。出会った時から変わ…

鏡写しし他が姿

鏡は真実を映し出すとも、虚像を生み出すともされる。そのいずれもが己と、それとは別のもう一方の存在についてをしめすのだ。どちらが本物か──それが惑わされるようなその姿は、写し取られたものと実在するもので。ときに意志を揺らがせば、立場が逆転する…

花冷えと花結びのネタバレのある話

これは転生して一人記憶のあるオスカーのちょっとした事故アイビーの花言葉に「永遠の愛」ってのがあるのを二人で見てて、永遠ってフレーズから確か記憶の話になったのよね。その時一人でうーんってなっちゃうのほんと……この人、花冷えでHO1だった前世だ…

巡り会いし運命の人

 アルファは運命のオメガを求め、オメガもまた運命のアルファを求める。 男性女性という性とはまた異なる、第二の性というものを人間が持つようになってから世界には長い長い時間が流れた。 すっかり受け入れられた第二の性は、時には運命を、時には悲劇を…

キミに「おはよう」

おはよう、と言葉を交わす朝。いつものように微睡むキミに、オレは幸せな気持ちになる。安心しきった少し緩んだキミの表情が、一緒にいられるという実感を改めて感じさせてくれるから。声をかけても意識が浮上しきらずに、もう一度眠りに落ちて行こうとするそ…

年の瀬、年越し、新たな年

 年またぎ、それは普段の一日の境界線をまたぐこととは全く意味が異なることだ。広義的なな意味では全く変わらないものだ。しかしそれは、特別な瞬間でもある。オスカーとミオ、二人の姿は普段からよく利用しているスーパーマーケットにあった。いつものよう…