榛葉吹雪

吹雪くんの話

えりさんと話すあたりの吹雪くんって、言うて自覚はなかった訳で……あの件がなくても遅かれ早かれくっついた気はするが、告白するに至ったきっかけは間違いなくここだったよなぁ距離感は言われるまで思いもしなかったんだよね。まぁ当たり前がバグってるのは…

ビースト・イン・ザ・ダークの彼女とのお喋りパートを久々に体感して思ったこと

これシナリオ周回の醍醐味かなって思うんですけれど、シーンわかってても展開わかっててもキャラで反応変わるから、あのシーンどうなるかなって遊べる今回は落差ァ!ってなったんですけどもね!ほんと笑茉莉ちゃんも吹雪くんも二人とも、えりさんから距離感の…

当たり前になった大切を思う

ときどき夢を見る。ただ必死に生きていたあの頃の夢だ。仲間だと思っている誰かが気がつくと消えている。次は自分かもしれない。怖いと震えることしかできず、確固たる自分を持つこともままならなかった。ただ求められるがままに力を振るい、自分はこうするこ…

それは尊き日常

窓から差し込む日差しに、目が眩む。うっすらと開いた瞳には普段と変わらぬ自室と、共に暮らす親友であり相棒である嚆矢の姿があった。ゆっくりと上半身を起こすと、大きく一つ伸びをする。いつもと変わらない朝の訪れに吹雪は目を細めた。こんな穏やかな毎日…

存在証明

誰かに弱いところを晒すのは命取りだ。今までずっと、死と隣り合わせの世界の中で生きてきた。自分を自分たらしめるもの、核や根幹と呼ばれるものはひた隠しにして、生きていくためならば自分という個を消すことすら厭わない。生まれ出でた後の記憶もなく、曖…

世界は色を変え、鮮やかに輝く

「暗闇に灯るしるべの雷光」外を知らない、他人を知らない、自分を知らない。自分は一体何者なのか──その疑問に答えはなかった。はじまりの記憶は白い天井と殺風景な部屋。親の記憶は失われ、冷たい残酷な世界が広がるのみ。それが後に友から吹雪と名を与え…

このぬくもりといつも通りではない音と

──あたたかい。そう思った。目を閉じていても確かに伝わるぬくもりは、まるで全身を包み込んでいるような錯覚すら抱かせる。何故だろうか、吹雪の脳裏には東雲緋奈乃の姿がよぎり、消えない。確信するような様子など何一つありはしないのに、彼女の存在を強…

未知の世界のその先の

俺の感情はどこにあるのだろうか。そんなことを考えたことがあった。あれはいつだったろうか、まだ施設にいた頃だったような気がする。もう詳しいことは覚えていない。いつしかそんなことは考えなくなって、まるで機械のように淡々と求められたことをこなして…

榛葉吹雪の焦慮

どうしようもなく焦りがつのった。理由は知らない、わからない。知りたくない。だが、そこには確かに焦りがあってそれに対しての心配や不安が付き纏い、更なる焦慮となって吹雪自身に襲いかかった。スリーピング・ビューティー、彼女の口にした問いは悪意もな…