二駿

其は甘さありし日に

 付き合い始めの三ヶ月程度は、妙に浮ついた日々を過ごしてしまいがちというのはカップルにありがちのことだ。 どんなに落ち着いていたり、マイペースな人物であろうとも、どこかしらに何らかの変化の一つや二つは現れる。 それは世間の定説として述べられ…

「共命戦線」感想と小話

ものすっごい好みでした笑私って厨二病なんです。片方が武器になって二人で一人、戦うなんてもう胸熱特殊戦闘すぎて大分ウッキウキなんですよねwちょっと短期発狂でパイセンが凹んじゃったりしましたけれど、レアな様子が観れるのは楽しくて。それもまた良し…

いつかの絶望はいつかの救いに通ずるのか

子供は苦手だ。無邪気な姿にどんな顔をしたらいいか分からなくなってしまう。子供だけではない、幼い頃からずっとどこかで線を引いて生きていた。そう思う。偶然にも幽霊が、化け物が、怪異が、視えているというそれが全ての始まりだった。当たり前のように自…

あの時あの瞬間に重なる

絵梨香ちゃんが日本刀に姿を変えた時、その事実に一番驚いて息をのんだのは間違いない。けれどもね。ぶっちゃけ、一隻眼の時の発狂と日本刀を重ねていたんだよなぁ。だから二重の意味で息をのんでいたのだわ!!!!ぞわり、とした。いや違う。どきり、とした…

はじまりは急転直下の落差にて

掃除が行き届いているとはお世辞にも言えない汚れてくすんだ窓ガラスに、咲き乱れる桜の花が映り込む。季節は春、新たな物事の始まる出会いの季節だ。この部署に配属されてすっかり長くなった二駿は、辞令の書類に目を通して肩をすくめた。辞令には彼の部署に…

はじまりは急転直下の落差にて

掃除が行き届いているとはお世辞にも言えない汚れてくすんだ窓ガラスに、咲き乱れる桜の花が映り込む。季節は春、新たな物事の始まる出会いの季節だ。この部署に配属されてすっかり長くなった二駿は、辞令の書類に目を通して肩をすくめた。辞令には彼の部署に…