「あやかし万屋怪異譚」感想と小話

遊びたい!と私がテンションを上がりまくりまして、回していただいてきました。

最初にこれは悪気のない気持ちなのですが……シナリオの作者さん鬼⚪︎お好きですか……?私も⚪︎滅好きなのでふふってなりましたよ。

KPと笑ってました(出身ジャンル)。

まま、それはさておきましてですね。用心棒として先生を守りながら、そして小さな人外たちと関わりながら、持ち込まれる依頼を片付けていくのは楽しいものでした。

なんだか不思議な空間に迷い込んで走り回ったり、怪しいものを打ち倒したりとかしていくうちに状況がどんどんと変わっていくわけです。どうやら、自分は(HO2)はなかなかに良きお家に生まれた子供であり、そのお家は怪異にまつわるお仕事をしていたらしいわけです。サラブレットだー!汚部屋の主みたいなコミュ障男子なので、育ちィ!となりましたが笑

謎の何でも屋的な妖怪さんが、まさかの自分の出身の家に仕えていた妖怪だったらしく急に丁寧に扱われて楽しくなりました。ギャップっていいよねー!

あと先生(HO1)が妖怪さんなのもとても嬉しいですね。狐さんなんですか!?すごく嬉しい!

大盛り上がりしましたが、最後の判定はドッキドキしましたね。いけるんか!?ってそわそわといたしました。

すごく自分好みの展開と、自分好みの要素が散りばめられた、とても楽しい楽しい時間を過ごさせていただきまして大感謝。

本当にありがとうございました!

以下は小話。

 気がつけばそばには誰もいなかった。

 もうすぐ大人になるのだと、そんな頃合に気がつけば家族は消え去ったのだ。

 どうしてこんなことになったのだろうと、思い悩んだところで以前のような生活に戻れるわけでもない。

 自分は子供ではなくとも、大人と呼ぶには未熟で──それは今も特に変わらないのだが──ずっと上手く飲み込めないままだ。処理なんて、整理なんてどうにも出来ないままに、時間だけが過ぎていく。

 それだけだと思っていた。

 先生に拾われて、今の生活が始まって、誰かと生活をすることがこんなにも楽しかったんだと思う。仕事の浮き沈みが激しいために、暇な時はとことんまで暇であり、体が鈍ることを懸念することもあるがその程度。

 妖怪であろうともこの〝先生〟との生活は楽しく、幸せだと思うのだ。仕事があろうとなかろうと、二人で食事をしたり和菓子を楽しんだり時にはその和菓子を賭けてくだらない賭けごとに興じてみたりもする。そんな毎日がたまらなく愛しい、失いたくないものになっていたことにふとした時に気がついた。

 誰もいなくなったと思っていた自分の周りには、自分のそばには、きちんと誰かがいたのだ。

 知らなかったけれど両親と縁のある妖怪も、遠くない場所に確かに居て一人ではなかったのだということを思い知る。

 自分はきちんと大事にしてもらっていたし、大事にしてもらっているのだと、今回の一件で気づいた。

 築くことの出来たこの日常は守っていきたい。それが今の自分──久遠の望みで希望だ。

「先生、仕事はどうっすか?」

 いつものように久遠は尋ねる。

「来ていないねぇ」

 〝先生〟──望は普段と変わらず、へらりと笑った。

「身体鈍る……」

「君はいつも通りだね」

「それは先生っすよ」

 そんないつもと変わらない言葉を交わして笑い合う。

 この日常は勝ち取った尊い時間だ、と満足と共に。