「柳は緑、花は紅。」感想と小話

爛爛の継続で連れていっていただいてきました。
何故か即座に結婚をしていた(過去形なのは間違いではない)爛爛自陣なのですが、このシナリオはペアリングを作ろうぜ!というやつです。
うちのウィルベアト、何故か相方のアベリアちゃんにずっと「ウィルベアト様」と呼ばれ続けていたので、そこをなんとか頑張って「ウィル」と呼んでもらえるようになったのがある意味では一番の収穫だったかもしれない笑
もちろん、二人でいろいろ考えて作るペアリングも素敵でなんです。というか石の種類と石言葉の記載が尋常じゃなくて、作者さんにただただ脱帽するばかりでしたね。こだわりがすごい。
二人でそれぞれ楽しく指輪を作ってきました。
継続の味話題の深い、手軽に遊べるボリュームのシナリオがとても楽しかったです。真相拝見するとお店の人が少し心配にはなりますがw
楽しく遊ばせていただきました、ありがとうございました✨️

以下は小話
「ウィル……なんだか呼びにくいですわ」
 帰り道、アベリアはぼそりと呟いた。
「愛称の方が呼びにくいというのも不思議な話だね」
「音の数は少なくなりますけれど、やはり慣れといいますか……」
 アベリアはウィルベアトの記憶する限りは、ずっと懇切丁寧に彼の名前に様をつけて呼んでいた。略称を用いることもなく発音していたのだ。
 それを今回の外出の最中にウィルベアトは訂正し、アベリアもまたそれを了承した。
 ある意味ではこれまでずっとあった違和感を払拭したとも言える状況なのだが、片やそれは違和感に繋がる。まさしく矛盾だった。
「けれど僕は、そうやって呼んでもらえる方が嬉しい」
 そんな言葉と共に微笑むウィルベアトは、言葉に違わず嬉しそうな表情を浮かべている。彼の様子を見てしまえば、アベリアとしてもまんざらではない。
 アベリアはウィルベアトへ満面の笑顔を向ける。彼女としては感覚的に彼の名前に様をつけて呼ぶことがあまりにも当たり前で、そうであることが必然とすら感じてはいたのだが仰々しいと言うのも間違いのないことだと、改めて思った。
 概ね押しかけて夫婦となったようなところはあるのだが、毎日は円満で幸せだ。一緒に過ごす時間はすっかり日常の一頁となり、穏やかな日々を過ごしている。
 そんな二人が、ひょんなことからではあったが揃いのリングをあつらえることができたのは、考えてみたら幸運だったのかもしれない。
 アベリアは買ったばかりのリングへ視線を向ける。選んだ石が輝いて手元を彩っていた。
「良い買い物が出来て、よかったですわね」
 すっかりと話題を変えたアベリアの言葉だったが、ウィルベアトは驚く様子もなく「そうだね」と短く微笑みと共に言葉を返す。
「お揃いのものって、初めてですわね」
「確かに……そうだね。そう言う意味でもいい機会になったかな」
「はい」
 アベリアの瞳は嬉しそうに輝く。ウィルベアトもまたやはり嬉しそうに微笑む。
 二人の間には穏やかで、幸せに満ちた空気が満ちていた。