「悪鬼羅刹と夜を駆けて」感想と小話

行きたいなと公開時から気になっていたシナリオで、ありがたくも回していただきました。

役割分担がしっかりとなされていて、秘匿ではないから相談しやすいっていうのはシナリオとしてすごく好感度が始まる前から高かったです。秘匿好きだけど、オープンなハンドアウトのものも大好きだから半端じゃないの嬉しくて。

私は神守りさんの方をいただきました。トドメがさせたり遠距離攻撃できたりするって買いてあるだけでもうテンションが上がってしまいますね!!!!!!!!

弓ってそういえば技能としては持たせたことなかったなと思って、今回初めて使ってみることにしました。清めの弓、みたいなのってかっこいいよなと。

陰陽師の家系の二人は主従としてお役目を果たしていました、というところからスタートなわけですけど。従者さん二人目で……一人目の人は失われた後でして……というところが楽しくて仕方なかったりしました笑

学生の探索者にしたのですけれど、つまりそれって多感な時期に自分が神守りになってからずっと一緒にいた従者を失ったってことで。しかもこちらで設定してもいいよってことで神守りになったのを小学生とかの頃に設定した手前、まぁなんとも可哀想な感じに仕上がりました。ごめんて。

そんなこんながあり、殻に閉じこもってしまっていたうちの神守りさんとそこに踏み込めずにいる神喰いさんという、すごく微妙な距離感の二人です。

シナリオの中で仲良くなっていってくれると信じて……えっと、大丈夫だよね?が最初の感想でした。RPしてても分かる、なんとも噛み合わない感。(RPしてる当人たちはうわー!噛み合わないねー!くらいの感じです)いやぁ、シナリオ頭から妙に楽しくなってしまいましたね。

導入の慣らしがてら始まる戦闘での出目がもうね、笑いましたとも。

仕様上、こちらの判定で解放が成功しないと相方さんが特殊技能が使えないにも関わらず、初手失敗してですね。これしくじると相手にダメージが入ってしまうもんだから、最高に気まずい笑

かと思えばいわゆるトドメのための技能になる破魔は1クリなんですよね……なんでやw

本来は破魔→攻撃技能の判定が必要なのですけど、クリティカル分で攻撃技能を自動成功にしていただき、戦闘は無事に終わり……さぁどうにもチグハグなこの二人はどうなっていってしまうのでしょうね!という、ある意味では初手から大波乱みたいなスタートだったんですけど。

そこから本家に呼ばれて何事かと思えば、ちょっとあの家見てきてと一見するとおつかいみたいことなんだけど、連絡取れないって結構やばいんだよねというところのあるご依頼を受けたんですよね。で、カッケェ豪快な女が出てきたなって思ったんだけど、けどずっとどこか違和感があって。娘さんが同行してくれるってお話でちょこちょこお話聞かせてくれるんだけど、ぶっちゃけいうほどご存じでないところも、この世界観さては閉鎖的だな?ってなったりもしました。

テーマの中に陰陽師が入っているところもあり、陰と陽であったり儀式めいたものや示唆的な要素の中に登場する神話生物の気配。あとなんか、赤ん坊?についての情報がついてまわるのなんだ?ってなる。

戦闘であっぶねぇ、ダメージ入っちゃってショックロールを乗り越えたうちの朔太郎さん。神喰いこと衛さんに大丈夫ですかって言われて、大丈夫ですって返しちゃうの言えない弱さだよなって思ったり。どう見ても大丈夫ではないんですよ、ショックロール発生してるし。

立っていられるから大丈夫、それは大丈夫ではないんだけどね。衛さんもつっこめないからぐぬぬってなってて、わははこのふたり大丈夫です??(楽しい)ってなってましたわね。

目的地である様子見てきてって場所へつけば、まぁもう大惨事ですよ。そこはもう地獄絵図で。そりゃあ連絡もつかなくなりますわって話。

戦闘頑張ったりその後に調べ物をしたりとしていても、なんだかこう状況がね。なんだこれ、どうにもいようって感じがいい。他の主従とも顔を合わせられたりするけれど、なんだか食えない男とか、正真正銘の天才女子とか、ちょっと癖があっていいなぁ。夜にホテルで彼らとお話したりもしたけど、いろんな価値観が見えたり情報もあるけどどちらかというかと温度感をみてる感じだった。

何よりここ、朔太郎と衛さんがきっちり向き合い出したあたりでもあり。人付き合いに不器用な二人が、少しずつ歩み寄っていくのがなんともいい感じになってまして、自陣かわいいな……としみじみしておりましたのです。

そこからぽつりぽつりと、不器用ながら会話をして。ああこの人はこんなことを思っていたのか、こんな気持ちだったのか、ということをお互いが知っていくことになりました。たまんねぇですわ。

最初の戦闘では大丈夫と必死に虚勢を張っていた朔太郎なんですけれど、一度家に戻ってから急襲してきた明らかに人間の姿をしている敵と戦った際にはだいぶ大きい変化が。

大丈ですか?って聞かれて、大丈夫ではないですって返したんですよ。怖かったと、本音を吐露できたんです。衛さんもそれをきちんと受け止めてくれていて、ここで本当の意味で二人は主従になれたんじゃないかなって、そんな気がしました。

にしても、事件についてはわからないことが多く。まだ顔を合わせられていない神守りで少し前に神喰いを失ったという方のところへ。なんだか穏やかな感じの人なんだけれど、え〜黒幕っぽくない?大丈夫?っていってました。終わってみたらやっぱりお前かよ!なんですけれど。いい勘してたな……笑

最後の方へと向かっていく展開は、陰陽の要素とクトゥルフの要素が綺麗に混ざり合ってワクワクしたんですけど、戦闘より何より最後の判定が怖いよおおおおおおお!スッゲェ怖かった。

ダイスロールで掴み取った両生還、胸熱でしたです!

これからも二人、いい主従で……ちょっとバグった二人でいて欲しい笑

とても楽しかったです、ありがとうございました✨

↓以下は小話

 ──こんな日が来るなんて、考えたこともなかった。

 まだ今よりも幼い朔太郎が本来の家族以上に家族と感じていた存在を失ってからずっと。誰かを信じようと思わないように、誰かを頼ることなどしないように、誰にも心を許さないようにと気を張って生きてきた。

 神喰いと称される従者は、神守りと称される立場にある存在が生きてさえいれば命が失われる度、新たに選び出される。

 そんな残酷なシステムに翻弄され、当然のように幼い頃から──神守りとなったその日から──そばに居て兄と呼んだ従者を失った日に、衛がその立場についた。

 最初はどうしたらいいのかわからないまま、結局は距離を置く事に徹していたものだ。

 ──好きになって、好きになられて。結局辛いのは僕。

 他人と関わることが朔太郎は怖かった。

 不安そうな衛の表情に心が痛んだが、それでも傷つけたくなったし傷つきたくはもっとなかったのだ。

 それがこの一件を経て、どうしたことか。

 ──最期まで一緒にいたいなんて、そんな風に思うだなんて。

 朔太郎としてはただただ驚きであり、その衝撃は計り知れない。

 兄に抱いたものと似て非なる気持ちが、朔太郎の中で渦を巻いている。

 困惑し、驚き、それでも思ってしまうのだ。

 命の尽きるその瞬間まで共に在りたい、と。

 願い、祈り、望み、想う。今度こそは実って欲しいと、そう思わずにはいられなかった。