「まずはダイスを振れ、話はそれからだ。 -Start Line-」感想と小話

初めてのエモクロア!ということで連れて行ってもらってきまして。

シナリオとしてはシンプルに、ダイスを振ってみましょうってやつでした。なぜかわからない場所に連れて行かれて頑張って帰ってくると。そういう感じでした。

初めてのエモクロアゆえに色々と説明をしてもらいながらだったのですけど、キャラクターはコンバートで連れて行ってもらったためその辺り気軽というか気楽な感じでできたのも良かったな。

いわゆる探索的なものに戦闘についてのもの、あとはやっぱりエモクロアには必要不可欠な共鳴についてのもの。これ楽しいな。

そして連れて行ってもらった人が出してもらった人とよくお話しするので、ボイセだったのですけれどまぁ本当によくおしゃべりをしてくれる感じでした。

冗談を言ったり、真剣に話したり。

このシナリオでダイス振って面白かったのは、元々戦闘のあるシナリオで作ったキャラをコンバートして行っていて試し戦闘ダイスが抜群に良かったところですね。

DLともども大はしゃぎしていましたです。かっこつけれる〜!といった具合でしたね笑

すごく楽しいお試しでした。またエモクロアやりたいなってそんな気持ちになれるセッションでした。

ありがとうございました!!!!!!

以下は小話

 ──なんだか不思議な夢だったな。

 自宅で目を覚ました八雲はそんなことを考える。

 いつものように朝の支度を整えながら、八雲はなんとも言えない感覚に浸っていた。

 詳しく覚えているわけではない。

 朧げな記憶の中にあるのは恒人の姿と、彼と交わした言葉の幾らか、そして不思議な場所で何かしらの〝感情〟が湧き上がってきたということだ。

 感情というものは、八雲の中ではどこか遠いものと彼自身思っていた。それを少し近いものに感じて、新鮮なような恐ろしいような不思議な気持ちにならざるを得ない。

 今日は特に仕事も入っておらず、ゆっくりと時間を過ごすことができる。恒人の店が開いたら行ってみようか、などと八雲は考えていた。

 

 昼を少しこえた頃。

 八雲は恒人の店──喫茶店の扉を開いた。

「いらっしゃい。お、八雲か」

「いつもの席、使うね」

「どーぞ」

 普段と変わらぬやりとりを経て、八雲は窓に一番近い席へと腰を下ろす。

 一度、窓の外へ視線を向けてから水を持ってやってきた恒人に視線を向け直した。

「ねぇ、恒人」

「うん?」

「昨日、どんな夢見た?」

 珍しくまわりくどい尋ね方をする八雲に、恒人は怪訝な表情を見せてから口を開く。

「夢?」

「そう、夢」

 八雲に言われて、恒人は思考した。その表情はすぐに何かしら思い当たるものがあったのだろう、怪訝さが失われていく。

「俺は、よく覚えてねぇけど……八雲はいたと思う」

「……俺も、そうなんだ」

 恒人は八雲の返した言葉に目を丸くした。

「偶然、だよな」

「わからないけど……もしかしたら、違うのかもしれない」

 やはり八雲にしては珍しい漠然とした物言いは、恒人から見ると不思議でならないものだ。

「どうしてそう……思うんだ?」

「……なんとなく」

 そう話した八雲に恒人は笑う。

「八雲にしては珍しいな」

「そんな日だってあるよ」

 ほんの少し口角を上げて見せながら、八雲はさらに言葉を返した。

 何てことのない言葉のやり取りは、彼らの日常を紡ぎ出す。

 いつもと変わらない日常はここにあった。