「VOID」感想と小話

お誘いを頂いて行ってきました。

どうやらKPたっての希望もあって(なるほど、じゃあやるかと自分が言ったのもありますが)HO3をいただき、秘匿を見ながら非公開NPCがおる〜と思ったり、お前知り合いかよ!ってなったりするところから開始。

まぁ、自分でも人間側だろうな……と思いはしました。

終わってみると、HO1もやってみたかったなというのはあります。それはそれとして、今回持って行った大和はだいぶ気に入っているのでね!

あまり4PLにご縁がないつぐみこなので、個別導入とペア導入あるんだ……?手厚いね……?それともこれ世の中の普通……?って混乱してましたけれど、本当に手厚い部類なのですね。すげー……!

個別のときは白瀬兄妹とのシーンだったけど、これが最初ってことはHO3ってこのシーンを取り戻すことを目指して走り続けるって感じなのかなって、そんなこと思ったりしてた。

それでペア導入の方へ行くと、まぁもちろんペアだから相方のHO4であるシグレ(登場の地点では名前はつけていないのだけれど)が登場してくるわけで。至極やり取りがコントでした。

VOIDでは立ち絵を推しに描いてもらった私なんですけれど、表情差分をいただいておりまして通常と『ギャグ』だったんですよ。ペア導入の大半はギャグ顔でしたね笑

そして本編へと続いていくという流れになっていくわけなのですが。

全員が揃うのはやっぱりテンション上がるし、圧巻だなと思いましたね。

最初の戦闘で説明聞きながら(秘匿の内容とかも確認しつつ)、これはなかなかに戦闘が多そうだって思いました。だって新体制発足の区切りの前に事件が起きているわけですしね。

区切りなんて知ったことか、仕事だ仕事!感は否めないところでしたし、チュートリアル的な立ち位置でもあろう今回の現場ですらバッチリ戦闘が(まぁ、これもチュートリアルの一環というところはもちろんあるのでしょうけれど)あるわけですから。この先波瀾万丈だろうなとはやはり思うところがありました。

各所で公開NPCやらなんか知らないNPC(非公開NPCと言いなさい)がたくさん登場するシナリオなんだなぁ、と顔見せのキャラを見ながら思ってましたね。

指示の通りに進んで、混乱しているアンドロイドと奇妙なほどに静かなアンドロイドの姿があったわけなんですけれど。静かな方が何やら鍵を握ってそうだな……そんな風に感じるのは至極自然な印象を受けましたね。

取り調べとかその辺りで、うちのが交渉技能というか言いくるめ振って本当にいいくるめRPしてたんだけど、この人本当に言いくるめだなぁって思ってた。いいこといいこといってやり過ごそうとするもん。説得じゃない。

結局丸め込んでしまって、その後にゴメンネ……になってたんですけれど、結果としてVOIDというかアンドロイドが一般化された世の中に慣れきれてない老害のムーブっぽくなって、嫌いじゃないなってなりました。君そういうところあるよねって笑

少しずつ他のキャラたちともお話をしながらね……行くんですけどね。こう、癖が強いなぁ〜笑 あと、うちのがリアクション兼ツッコミを概ねしててですね。描いてもらったギャグ顔さんがいきいきと出番ありまくり。ありがとう、描いてもらって本当に良かったです。

色々と探索を開始し始めるわけなんですけれど、設定がこうやたらと近未来感があって(それはそうなんですけれど)ホログラムの記録を再現してこれまでの事件の確認をしますとかすげぇ!ってなってました。それで探索出来るんだぁって純粋な感動がありましたね。

いろんなことがわかっていっても、まだ何となし繋がらないなという印象。まだこの辺は序盤ですからね。そう簡単に繋がってたまるかと言う話。

分散したり揃ったりしながら探索するのは4PLならではだなぁ(あまり4PLの経験が無い人の発言)と思ったり。

HO1とうちのHO3、キャラ的には少し……多分PL的にはかなり通じるところがあったらしく、VOIDを蔑ろにというかもう道具として使いたくっているダメな人間(公安のNPC)に対する手段は一緒でしたね。キャラは割とクールでしたけど、PLがもう今から一緒にこれから一緒に殴りに行こうかー!!!!!でしたから。爆笑でしたw

ジェットコースターです!わははは!みたいな感じでやってましたけど、うちのHO3の大和氏としては基本的に序盤は白瀬とシグレに頭を悩ませ、後半はシグレに頭を悩ませ、ヤオちの様子を静かに見守り、トートさんの行動をみて決して今日ではないか筋が通っている様子に少し共感を覚えたりしてましたね。

なんでこんな乖離してんの笑

あえて触れるつもりはない場所もありますけれど(存在は伝えていくスタイル)それはそれとして、それぞれの要望を尊重して頂いて特殊エンドの処理をして貰えたの、とても嬉しかったです。

後半はホント、HO3の立場としては白瀬兄妹がもう〜〜〜!って感じでしたね。けどカッコつけたり、交渉という名の言いくるめをしまくったり、戦闘の出目が大分優秀だったりとしっかりと決意と覚悟のある男として走り切れたんじゃないかなって思います。大和、頑張ったよ。

キャラがそれぞれがそれぞれの選択をして、その結果今があるのはNPCもまた一緒だったということが、白瀬兄妹はもちろんニトとリトにしてもそうだし、赤星とか黄海ちゃんとか青木さんとかそれぞれのバディアンドロイドについても言えたなって改めて思います。

このシナリオって人間もアンドロイドもすごく生き生きとしていて、苦悩とか葛藤とかそういったものも含めて豊かな感情が見えるのが逆に悩まされます。すごく好きですけれど。

よくある、機械は感情を持つのかというところを改めて考えたりもしました。

とても素敵なシナリオに巡り会えて、思考を止めずにいられてよかったなと心から思っています。本当にありがとうございました!

以下は小話!エンディング後のつもりですが、解釈違いでしたらぶん殴ってください!!!

 自我ある者、感情ある者には例外なく個々の選択する道がある。

 それは人間であれ、機械であれ、個の自由で選択ができる者であれば例外なくだ。

 少なくとも、銕大和はそう思っている。

 複雑な出自の果てに警察を去っていった者も、その迎えを待ちながら警察に身を置く者も、隠匿されたものから解かれてあるべき場所へと戻った者も。そして、苦難ばかりの道とは知りながらも警察に戻ることを決めた自分自身も。

 その選択にはきっと意味があり、誰のものでもない自分自身でその道を見定めた。

 選択の過程で口を出そうとも、口を出されようとも、選択の決定を否定することなどできはしない。

 それは個々が選び取り、この世界を生きていくからだ。己の選択は己でしか下せない。

 今回、事件の中で多くの真実を知り、多くの人間やアンドロイドの思惑や気持ちといった様々なものに触れたからこそ大和は思う。

 どうであれば曲げないものも曲げたくないものも、そこにはあるのだと。

 今日も大和は刑事として犯罪を追い続けている。警察内部の腐敗をなんとかしたいと、手の届く範囲ではあれどもやれることをやってみては疎まれているが、それもまた己の選んだ道だ。

 あの事件を経て、残った仲間たちはそれぞれの道を進んでいる。

 そんな中で一番近く人いる存在の一つ、ヤオが大和のことを見上げていた。

「どうかしたの?」

「ん、どうもしねぇよ? メンテナンスはいいのか?」

「大丈夫」

 ヤオは頷いてから、あてがわれた自身の席へと戻っていく。

 ──考え事をしすぎただろうか。

 大和は思いの外、物思いに耽ってしまっていたらしい自分に苦笑を浮かべつつ、手元の端末に視線を落とした。

 そこにあるのは、報告書の資料だ。まとめなければならないものはそれ以外にも山ほどあるのだが、煩雑な毎日に忙殺されているため一向になくなる気配がない。

 今まで通り、といえばその通りなのだがここ最近一年程度は状況が異なっていたため、最近がいかに助けられ楽ができていたのかと言うことを思い知らされる。

「銕さん」

 声をかけてきたのは玲斗だ。

「どうかしたか?」

「……秘匿通信です」

 小さな声で囁く玲斗に大和は頷く。

 ──そういえばひとつ、頼みごとをしていたんだったな。

 玲斗の声を受けた大和は部屋の奥へと下がる。奥には玲斗の用意した防音のブースがあり、万に一つのことが起こらないよう最大限の配慮がなされていた。秘匿されるべきものを正しく秘匿する、ただそれだけのためにこの設備はある。

「もしもし」

『聞こえていますか』

「ああ、聞こえてる」

 通信の主はシグレ、今では犯罪組織スパローを預かる存在だ。そして大和にとってはバディを組んだ相手でもある。

 淡々と抑揚のない声でシグレは言葉を紡ぎ、大和もまたそれに応じた。

 大和は警察に所属しているが、それでは情報源に限界がある。その担保にスパローの情報源を当てにしているのだ。もちろんごく稀に、だが。

 もちろんスパローに見返りはある。警察としてはいい顔をできない事情一つに目をつぶると言うものだ。大和の手が届く範囲であれば、決して不可能というわけではない。

 だが頻繁にやれば何かしらの問題が発生する可能性が、リスクが高くなってしまう。それゆえに頻繁には使用することのできない手段ではあった。

『食事は問題ありませんか、起床について問題はありませんか、あと……』

「そんなおかんみたいなこと言うな! 本題だ本題」

 シグレは相変わらずの調子だったが、それは大和を安心させるものだ。実際、心配をさせないための会話、ではあるのだろう。

 そんなまさしく他愛のない会話から始まった本題、頼み事についての報告を聞き終えると大和は「悪いな、手間かけた」とだけ言葉を紡いだ。

『たまのことです、問題ありません。それに、こちらにもメリットはありますから』

 シグレの言葉に大和はそうだな、と言葉を返す。利害一致、そうでなくては今の二人は関われない。今の互いの立場はそれほどまでにかけ離れている。

「そのメリットについては任せておいてくれ。じゃ、元気でな。そっちのみんなにもよろしく」

『はい』

 そんな言葉と共に通信を締め括った。いかに秘匿通信で、玲斗がよく出来た技術者だといっても完璧なんてことはありえない。どこからか綻んで、いつかそれは痛手となって返ってくる。いつかは起こり得ることだが、それはまだ今であっては困ることだ。

 通信を終えてブースを後にすると、ちょうど通常回線の通信が着信を知らせる音が鳴っているところだった。

 通知の主にヤオが明るい表情を見せる。

「……トートからだな」

 さすがの大和でもそれは察するにあまりあるものだ。

 ヤオは嬉しそうに大きく頷いて見せる。

 そして通信を開始する操作を行なった。

 画面には相変わらずの意志の強さを感じさせる表情、そして未だに見慣れない衣服を纏ったトートの姿が映し出される。

『警察に情報提供だ』

 開口一番そんなことを口にするトートにこの場にいる誰もが苦笑を浮かべた。それはあまりにも彼女らしすぎる姿だったからに他ならない。

『なんだ』

「いや? お前らしいなと思って。元気そうだな」

 大和の言葉にトートは頷いてから「ヤオ」と彼女を呼びかけた。

「どうしたの? トート」

 ぱちりと瞳を瞬きさせてから、ヤオはトートに言葉を返す。

『もうそろそろ、迎えに行けそうだ』

 そんなトートの言葉に再び、ヤオの表情が綻んだ。

 続けてトートは、本題だったらしい〝警察への情報提供〟とやらについてを語り始める。

 彼女がもたらした情報は、言葉の通り列記とした情報であり、そして有益なものであった。それをヤオはもちろん、大和もまた感嘆するような情報だ。

「それはかなり有益だな、助かる」

 大和の言葉にやはりトートは頷いてから「ヤオのこと、もう少しだけお願いします」と告げる。

「任せとけ」

 答える大和にトートは三度頷いて、そこで通信が終えられた。

 ヤオは楽しげに駆けて「楽しみだなぁ」と笑う。それこそ花の咲いたかのような明るい笑顔で。

 自然と大和の表情も綻ぶ。

 犠牲も多かったあの事件に共に向き合い、最期まで共に戦った同士の喜ばしい姿は大和にとっても我がことのように嬉しいことだった。