「エンジェル・デビル・インプロパー」感想と小話

お誘いをいただいて伺わせていただきました!天使で!
HOが天使か悪魔ってまずいいですね。こんな機会がなければ人外なんて作れないじゃないですか。なかなか自由にやっていいよの時も難しいので。
こちらは体裁上は「長谷川」と名乗っている長谷川でも何でもない人、あちらは私服がひじきの人です。こう書くと何だそれって感じですけれど……魂を回収してどうやらノルマをこなすことで極楽浄土へ行けるらしいです。
天使側としては悪魔に魂をば破れてはいけないということと、自分の働いている企業はホワイトな企業であるため時間を持て余しているらしいということ。
重要なところとしてはどうやら過去に悪魔──天里くんを助けたことがあるらしい。しかも当人に聞いても知らないって言われる……前はもっとよく覚えてたはずだけど、記憶は薄まっていく感じらしいからあまり気に留めてもいないって話なんですけど。どういう!?
しかもなんかこう、泣き出しそうな天里くんの顔だけは脳裏に焼き付いているらしい。
そんなの、泣かないでほしいに決まってるやろが!というところから自分のキャラが構成されていったのですけれど、それがこう……とんでもない事件を勝手に引き起こしていくことに(セルフなところでとんでもないことになっただけです笑)!
シナリオ始まって出会い頭にカバディ始まってて笑うんですけど、仲良くもなければ多分致命的に悪くもない絶妙な人達です。けど、うちのエイベルがどうにも胡散臭い。なんで?すごい胡散臭い。
そんなこんな魂の回収を進めてみたところで、何だか雲行きが怪しいというか変な奴が出てくるし。どうしたこれとか思ってたんですけど、そんなことよりエイベルがさっさと一人逃げてっちゃうの酷すぎないか?いや、信じて先に行ったといえばそれもそうなんだけど、あまりにも聞こえのいい言い訳っぽいというか何というか。うん酷い。
まぁそれでも何とかその場をそれぞれが逃れて、個別のところでは何だか上司が出てきたり職場を調べたりできて楽しくなりました。しかも上司、飲みに誘ってくれる。
何で断ろうとしてるの長谷川さん……いや、行くんですけど。
何だか色々と心配してくれたり、本当にいい上司なんだよな。さすがホワイト企業だななんてしみじみしてましたけど、色々突っ込んだ話も含めて個別でした後になんと!
隣にはHO悪魔が!?しかも一発芸をご披露くださいじゃん!大爆笑でしたよねw
天里くん、ダイスの芸当やるのめちゃくちゃ好きでしたね。うちのは純粋音楽演奏技能なので。
おじさんからも何かもらったし、よかったよかった。ていうかこれどこかで使いそうと思うくらいに何やら意味深で、PLが怪訝な視線向けちゃうやつだったけれど。
帰る時にはしっかりダイス芸にコメントを残し(本人は至って真剣に褒め言葉を述べているつもりなのだけれど、胡散臭さなどのせいで煽りみたいになってしまう悲しさ)帰宅。上司は何度も言いますが大変いい人で、マイペースなうちの長谷川サン笑を気にかけてくれておりました。
寝る前にはきっちりと風呂へ入るし、飲み屋に行った後の服の匂いはとりそうだし、ナイトキャップかぶって寝そうという話をKPとしてふふっとなったりしましたね。
休日に何故か出会してしまう二人のご機嫌さと不機嫌さが、本当に楽しくてたまんないんですが〜!それはそれとして、何となく既視感というか変な感覚がついて回るのがどうにも不思議で、何だろうねってずっとなっていたよね。終わってみたらそりゃあな!って話なんだけれども。ちょっとええ感じの店で半ば強引に二人、食事をしてみても妙な既視感はやっぱりある。こんなふうにしてたことあったっけ?ってやつ。あったらしいよ!笑
仕事が入ったかと思ったら誰もいないし、なんか天里くん連れ去られるし!(ここは出目で変わるそうなので、逆もありえたみたいですが)
何だか寂れた遊園地に向かうことになりました。いやまぁ、目の前で連れ去られたらそりゃあ追いかけるし探すんですよね。だって笑っててほしくてちょっかいかけてる相手なんですよ!(酷い話よ)
遊園地にもね、何だか既視感があるって言われ、もうええ……?って感じ。
考えてみたら(考えてみなくても)過去についてはわからないを徹底するようにという話だったからなぁ。こちらの知らない過去が用意されているのは明白なわけでして。
絶対、天里くんはこの状況になる前から知り合いなんだろうなって思うし、既視感〜って出てきてるところでは似たような行動したりかつて訪れてたりするんでしょうね!!!!わかる!!!!の顔ですよ。マジ。
というか自陣、すごく何というか無意味なカバディ繰り返してる割には距離感近いし、喧嘩ばっかりということもないため実質仲は良いのでは?ってなってた。嫌なこと押し付けあったりするけど(メリーゴーランドの探索不穏すぎて、スイッチ押すの譲りあいしてた)!
色々と探索して奥へと向かっていくと、うん、やばいやばいこれやばいわって気配が扉の奥から……
扉の向こうで始まった特殊戦闘処理がもうやばくて、やばくてですね。
HO天使が技能連続成功が必要ってのに、誰かが使った楽器使うの嫌なのかな?ってなるくらい失敗しててほんとお前〜!!!!って感じだったんですけど。オチまで完璧で……ここでの判定ってHO悪魔が完全にサポートに回るから、手が空いてしまったりするわけで……応援をね、してもらったのよね。そしたら、1クリ。お前〜!!!!!!!です。
何とかやばいやつにはお帰りいただくことに成功したわけなんですけれど……あれ?眠たくなってきた?これ、天使死ぬ感じなの?って大焦りです。この展開は想像してなかったぞ!!!!!(楽しい)
それぞれのみが動けるタイミングがあって、一人で選択を下さなければならないというのがエゴやら何やらと色々感じられてとても良いです。とても良い。私は好きです。
そしてやっぱり色々そもそものところに関わりがあったんじゃないか!そんな気はしていましたとも。あはははは!けどうちのエイベル思い出せてない〜(大爆笑)
最後の最後は遊園地の外へ飛び出したらなんやらかんやらもうめちゃくちゃ、文字通りの大爆発で大炎上でした。
あれです、爆発オチなんて最低!ってやつ(再び大爆笑)
元気に楽しく大笑いさせていただきながら遊ばせていただきました。
本当に楽しかったです、ありがとうございました!

以下は小話
まずは、人口呼吸の瞬間のシーンを。
──確かあの人の机には、家庭の医学といかいう本がありましたね。
切羽詰まったこの状況で、思いの外穏やかに思考が出来ていたのはエイベルとしては間違いなく僥倖だった。
件の本の中には人工呼吸についての記載があり、そこに印もつけられていたようにエイベルは記憶している。だからこそ内容についても記憶に残っているのだが、それがまさかこんな形で──しかもこんなにもすぐに役に立つことになるとは考えもしなかった。
──気道を確保して。
人工呼吸というもの自体の知識はないわけではない。
例の本で読んだというのもあるが、それ以前から知識としては身につけていたことだ。
とは言ってもそれは天使である自分にとってはどこか遠く、必要性を感じない行為ではあったため、曖昧な認識と知識であったことは否めないのだが。
職場で本に目を通していなければ、きっと正しく人工呼吸を行うことは叶わなかったことだろう。
あの陽気な上司は思っていたよりもずっと、自分に対して有用な情報をもたらしてくれていたのだと強く強く実感を噛み締めた。
珀鴉に触れ、彼の気道を確認して確保する。
そしてゆっくりと人工呼吸のために顔を近づけた。
不思議なものだと改めて思う。
相変わらず自身の中における記憶はこの上なく曖昧であり、結局のところ珀鴉が元々の己にとってどんな存在だったのかも定かではない。
それでも。
やはり涙は流して欲しくないし、ましてや命を失おうとしている彼を助けたいと強く思う。
何が理由で、どんな感情があって、そんなことはどうでもいい。
彼を──天里珀鴉を助けたいということだけが、エイベルを突き動かす。
気道を丁寧に確保したまま、自身の口を珀鴉のそれに近づけていった。
そこにはもちろんながら躊躇などは微塵もなく、動作が止まるようなこともないままにエイベルは珀鴉の中に空気を吹き込んだ。
息を吹き込んでは離れ、もう一度息を吸い込んでは吹き込みを繰り返す。
そうしていくうちに珀鴉の身体がぴくりと小さく動いた。
続いて明確な呼吸の音が、エイベルの耳に届く。

──ああ、これで。何とかできた。
次にこれは多分エンディング後のイメージで。
「今日もお元気そうですね」
穏やかな口調と笑顔で声をかけられて、珀鴉は反射的に表情を歪める。
「……あなたは変わりませんね」
吐き捨てる珀鴉の言葉に対して、声をかけた張本人であるエイベルはやはり笑顔を浮かべていた。何故だろう、胡散臭いのはこの際なかったことにしようと珀鴉は小さく首を横に振る。
「立場が変わろうとも、あなたを見かけたら声をかけさせていただきますよ」
どうにも胡散臭く感じてしまい不可思議な気持ちになってしまわずにはいられないのだが、言葉の主たるエイベルとしては真剣かつ真面目に話をしているのだからこの齟齬はどうしようもないところだ。
「あなたそれ本気で言っていないでしょう?」
「本気ですよ、心外ですね」
彼らのやり取りはいつもこの調子だった。
天使と悪魔という存在として固定されていた頃から、そうでなくなってからもずっとだ。
きっとこれからも変わらないだろう二人は、近づくこともなければ過剰に距離を置くこともない。
事件に巻き込まれてみたり、そうでもなかったり、不可思議なことが起こったり、起こらなかったり、そんな毎日を繰り返してドタバタとした毎日を続けていくのだろう。
それこそが二人にとって、平和なのだ。