「豪華客船サメニクワレール」感想と小話

美羽ちゃんと愉快な仲間たち、なのだそうです(大爆笑)
ということで、美羽はお仕事として、二人は付き添いやら別口に仕事やらで何となくドレスコードの通りに少々めかし込んでやってきた豪華客船のイベントです。
胡散臭い胡散臭いと言いながらも、今後のお仕事にも直結するかもってなもんでわりと他所行きモードかつお仕事モードな美羽ちゃん。
なんか変なやつがやばいやばいと騒ぎ立ててたり、警備員はやたら屈強かつコレ人間ではなくね?とか胡散臭いが加速する中で、お宝見せびらかし回が発生。
美羽ちゃんはもうずっとジト目です。相変わらずツッコミがキレキレだね、通常運転だよ笑
何をしても、何をしなくても、もう胡散臭いことこの上なくて(そもそも船の名前サメニクワレールだからね)心配をしていたら、ほらみたことかです。
あっという間にでかい揺れと共に状況が一変。魚人さんがお客もりもり食べてる……こちらはドタバタ助けたり助けられたりしながら何とか、大慌てではありましたけど客室に飛び込んでこの豪華客船の主のお金持ちおじさんと遭遇。
どうやら逃げる算段があるらしく、他にどうすることもできないのでおじさんを伴って目当ての場所へ。
いろんな判定を繰り返して、ギリギリのところを潜り抜け(文字通り魚人の股下か何かを潜り抜けていたと思う)甲板に飛び出したら、巨大ザメがヘリコプター食ってた……
何でや!!!!
嘘だろうって思いながら、これまではヘリコプターで救出されるべく甲板に向かって来たのを逆走。今度は船を使っての脱出を試みるという次第です。
必死に戻った先で待っていたのはサメとの死闘。三人がそれぞれの持てる技能(かなりKPにブーストしてもらったサービス仕様です)を駆使して、命からがら現場から脱出することができました。
あの金持ちおじさんは、今回の事件の元凶だったけれど絶妙な小物かつ最高に悪者というわけでもなかったらしく、結果として資金源をゲットした次第です。もう大爆笑。
ずっと笑って、バンバンとツッコミを入れまくっている楽しい時間でした。
お誘いいただきまして、ありがとうございました!

以下は小話
「こういうの、結果オーライって言うんかな?」
ようやっと生活で落ち着きを取り戻し始めた美羽は一日と戯空とのグループ通話で苦笑しながら告げた。
少なくとも彼女の件の事件の後は大変な状況という言葉では言い表せないような状況でしかなかったのだが、それもこれも彼らがあの不可思議な豪華客船事件の生存者であることが一番大きい。
こんな形で名前が売れるのは複雑といえば複雑だったが、何であったとしてもそのチャンスを逃してはいけないと言うのもまた間違いのないことだ。
だからこそ、てんてこ舞いとも言える状況を受け入れ呼ばれるがままに美羽は走り回っていたわけなのだが。
だからこその〝結果オーライ〟という言葉であったが、その言葉は通話先の二人から肯定的な返答を返されるに至る。
「美羽たちの活動にもお金出してくれることになったんだろ? だったら結果オーライというか」
「オーライ以上にラッキーですね」
続けられる言葉に、美羽は確かに今回の経験は最悪だったが結果としてはかなりの幸運だったのだろう、などと思考した。
このままでは万年地下アイドルだろうか、という不安がなかったといえば嘘になる。その不安を払拭したのは、あの豪華客船を所有していた名前からして胡散臭いと感じずにはいられなかったあの男なのだ。
「せやな。感謝せんと」
彼はあの事件の元凶でもあるため、手放しで感謝ばかりを向けることもできなのだが、礼の必要なことには礼を述べねばなるまい。
少なからず複雑なところに、思わず美羽は苦笑したのだがそれは二人には届くことはなかった。オン生通話のみであることを感謝しつつ美羽は「今度また、仕事でそっち行くねん。二人、予定合いそうやったらご飯でも食べよ!」と勤めて明るい声で語る。
「いいですよ」といつもの様子で答える一日に対して、「またこっち来んのか! やった!」とわかりやすく喜びを表す戯空に美羽は再び笑顔を浮かべた。