「ループ橋で何かが自分を待っているんです」感想と小話

このシナリオ、まず何よりNPCがめちゃくちゃ好みでした笑
坂入くんとのやりとりは本当に楽しかったし、お婆様はめちゃくちゃにカッコよくて……!二人ともたまりませんでしたね!
まずそこからかよって話なんですけれど、まぁ本当に好みだったため致し方なしといったところで笑
このシナリオの舞台は実際にある場所だということで、その近場のことなんとなくは知っているのですけれど……ああ、あったなって思いました。いったことは特にないんですが。
だからなんとなく入ってきやすいというか、そういうところはありましたね。
導入のところでは少しの嫌な予感と、友人との楽しい会話という感じでした。坂入くん本当に好き(二度目)。
ループ橋、ただ通るだけでやたら意味深だったから何が起きるんだろうなと思ったけど、最初は何も起こらず。しばらく経ってから宅飲みをしている中で事件が……いかなきゃ、いかなきゃってなりだしたではありませんか。
これはやばいなってなりましたよね。この手の演出も感覚もやばい可能性しかない!
吸い寄せられるように向かったループ橋はやばいなって気配ひしひし……ここでダイスに負けたりしてたんですけどね、最終的には坂入くんが庇ってくれた格好で姿を現してしまったヤッベェもんにやられてしまいました。
後から聞いたら、余程の強運なら坂入くんを助けられる可能性はゼロではないと教えてもらいましたが、今回全体的に出目が高くて……(結果、ダイスで負けてロストしてるので)
助けてもらって生きながらえ、出来る範囲で色々と調べることになりました。
なんでわざわざ緊急事態宣言とか言ってるのかなって思ってはいたのですけど、探索パートがネット検索とか電話かけてみるとかになってて、なるほど!?となりました。足で稼ぐだけではないんだと結構純粋に感心してしまったりしましたね。
1日の終わりにループ橋に呼ばれながら、必死にものを調べてループ橋に行ったり強引に眠ったりしていました。ループ橋で坂入くんのくれたアイテムによって受けた補正でなんとかことなきを得たりもしていたので、またここで坂入くん(泣)ってなるなどしましたね……
なんとか掴んだことを抱いて緊急事態宣言の明けた日に神社へ。
あっぷあっぷしながらもなんとかかっこいいお婆様またの名を神主様とお顔を合わすにいたり、ループ橋にいるあれについてを教えてもらったり呪いをかけてもらって……いざ対峙、だったんですけど……上で書いた通り力尽きまして。
よく頑張ったと思うよ。本当に。
と自分で連れていった子を褒めながらセッションを終えました。
ギミック面白いな。好みは確かにかなり分かれるシナリオだと思うけど……と手放しに勧められないもどかしさを感じたりしました。
足掻き苦しみ、精一杯生きられたそんなセッションでした。ありがとうございました!

 

以下は小話!
ぐらり、ぐらり。

揺らぐ意識の奥底から、思い出されるのは楽しくて、暖かくて、幸せな記憶ばかり。
溢れ出した記憶たちは、栄進の全身を駆け巡り存在を主張する。

ここに、いるよ。

その存在の主張は間違いなく、命ごと存在を失いつつある栄進に対する最後の──最期の存在証明だった。
望んだことは叶わず、目指したことは全う出来ず、悔いと後悔の残る終わりを迎えるのは間違いない。
実際今も息を止められ、もがくことすら許されず、優しくもなく穏やかでもない死への道のりを心も身体も歩いている。こんなはずではない終わり、というやつに相違なかった。
だが、最後に思い出し続けるのはそんな口惜しい記憶ではない。
幼い日の家族との思い出、友達との微笑ましい記憶たち。そして、坂入との他愛もない言葉を交わしたあの日々。快活な笑い声、少し拗ねた言葉、楽しげな笑顔。
栄進自身も心から楽しく、そして幸せだと思ってやまなかったあの瞬間が確かにあった。

──もちろん、死にたくなんてないけれど。同じ形で逝くのなら。
そんなことを栄進は思う。
当然これは一般的な人間の死とは程遠い、本来はあり得ない形の命の失い方ではある。
死後の世界というものがもし本当にあるのならば、家族と再び出会うことは叶わないだろうが礼稲についてはまた別だ。
今の自分のように、この呪いそのものとも言えるような化け物によって喰らわれた格好で礼稲は命を落とした。同じ道を辿るのであれば、あるいは。
死後に穏やかも何も言えたものではないのかもしれないが、礼稲にまた会えるかもしれないのならば、少しはましな気分になれるというものだ。
もう一度会えるのなら、一緒にいられるのなら、この心は少なからず安らぐように思えたから。

──みんな、ごめんなさい。礼稲、もうすぐそっちに行くよ。