「ヒトノマツリ」感想と小話

お祭りに行くぞー!おー!
ということで久々に海智くん出動でした。そもそものお誘いが海智くんと愛七ちゃんに会いたい、だったので当たり前なのですけれどね笑
そもそもいつもボイセやってる方なのに半テキで遊んでいただけるのが感謝しかないのです。
頭から100ファンしたんですけど……前もあったな、って思ったけど結構ありましたわ……こういうの。私ファンブラー(真顔)
前半は楽しい楽しいお祭り。
誘われる時にファンブルして、くじびきでスペシャル出して……みたいな乱高下はKPを怯えさせてましたね笑
書いた通りくじ引きで大当たり、ゲーム機を貰ってましたね。愛七ちゃんか盛大に外して苦手なもののフィギュアに叫んで嫌がってたの可愛かった……(ごめん)
次の射的で5発のうち2回当ててそのうち1回しか的倒れてない(初期値拳銃技能と補正の判定後、幸運の判定だった)のですけど、最後のひとつでスペシャル出まして笑
くまちゃんぬいぐるみ貰いました´ω`*
と、楽しんでいたところに謎の子供にぐいぐいされて連れていかれた鳥居を抜けるとさぁ大変!
きましたよ、ここからクトゥルフ神話TRPGだぞって感じでしたわ。
途中であったおばあちゃんにお面もらってなければもうダメというこのギリギリ感。楽しくなっちゃいます。
自分くらいの人間が前に行方不明になった、という話も聞いていたのでこれは……ですよね。
この辺の探索もクリファンスペシャルを行ったり来たりしてまして、やってるこっちも待て待て待てでした……怖いよもう。
人ならざるものの祭りを見て、白骨化したものを見て、やっと逃げ込んだ場所で落ち着いたと思ったら山姥きたぁ!!!でしたよね。
逃走です、DEX対抗……やばい。この人DEX3なんだが……(振っても振っても3だったので諦めた)とおもったらスペシャルで一発回避……怖いってほんと……
あとは脱出頑張るのみ、のところでうちの子もう動転してるんですよ……怖がりだからな……(壺の時もビビってた)
しかし、頑張った。
おばあちゃんの組紐になるほどー!ってにっこりしながら、無事に元の世界へ。
おばあちゃんにお礼を言うチャンスはなかったけど、頑張りがこうじて告白までかましました……花火をバックにお付き合いしてもらえますか?はなかなかの高シチュでは?と終わったあとに思ってたりしましたね笑
楽しく駆け抜けさせていただきました!ありがとうございました!

ここからは小話
勢いというやつは、時として自分自身をも追い越していく。
海智はこれまで誰かに対して強く大きな感情を抱いたことはなかった。というより、抱いたことがないと思い込んでいたというのが正しい。
気付きを得た今になってみれば、幼い頃からずっと一人の人を想っていた。当たり前に胸の内に気持ちが存在していて、気づかなかっただけなのだ。
幼なじみであり、得難き友でもあり、誰よりも〝大切〟な人。
〝大切〟とは前々から感じていたが、その意味がまるで宝石のようでいて失いたくないものになっていたことに気がついたのは、不可思議な事件のおかげとも言えた。
とは言っても、もう二度とこんな恐ろしい体験をしたいとは思わないが。
祭りの美しく華やかな花火の下、彼女に気持ちを告げた。
はやる気持ち、というのはこういう時の言葉なんだろうか。などと妙に客観的な視点で考えてしまっていたのは、勢いの影響で実感が伴っていなかったからに他ならない。
帰り道、いつもとは少し違う雰囲気の中で海智が遅れて感じている羞恥心がその証拠だ。
「どうかしたの?」
覗き込む愛七の表情も、普段と比べるとまだ赤らんでいて照れと緊張が見える。それがまた海智の中で自分がきっかけとなって起きた変化を実感させた。
「えっと……今になって、恥ずかしくなってきて……」
素直に答えた海智に愛七が小さく笑う。どうにも決まらないな、と思わずにはいられない。
「海智クンらしいね」
そう言ってまた笑う愛七が、これまでよりもいっそう可愛く海智の目に映る。
──あれ? 今まで、どうしてたっけ?
そんな疑問を抱いてしまうほどには、愛七の様子ひとつひとつに感情が揺り動かされた。顔が、熱い。
「……鈍感、ってこういうことかぁ」
「ふふ」
妙に実感する普段からよく言われる鈍感という言葉の意味に、海智はがっくりと肩を落とす。
愛七の笑顔は嬉しいのだが、どうにも海智は自分が格好の悪いもので複雑な気持ちになってしまった。
それでも愛七の笑い声につられて、海智もまた笑ってしまう。
祭りの終わり、ほんの少し哀愁の漂う道に二人の控えめな笑い声が響いた。

もう一本!
「おじゃまします」
今日は付き合い始めてから初めて、愛七が海智の自宅を訪ねてくる約束をしていた日だ。
これまでと状況は何も変わらない。普段からそれなりに家の行き来があるはずだが、どうにも海智は落ち着かなかった。
立場の変化というのは、こんなにも気持ちを変えるのかと驚きすら抱くほどだ。
海智の部屋には、先日の祭りのくじびきで引き当てたゲーム機と射的で手に入れたくまのぬいぐるみが鎮座している。
ゲーム機を当てた時に「今度遊ばせてよ」と愛七が言っていたのを実現させるべく、今日のこの状況なのだがどうにも若干の緊張が海智の中では勝ってしまっていた。
「海智クン、どうかした?」
「え……っと……なんか緊張しちゃって……」
偽りなく今の気持ちを口にした海智に、愛七が笑う。
「私はこれまで、いっぱい緊張したりしてたんだからね?」
「そうだったの? 全然気付かなかったんだけど……」
「ふふ」
これまでもいかんなく発揮していたらしい鈍感さが今ほど恨めしく思ったことはないかもしれない。海智は苦笑い見せるのが精一杯だった。
だが互いに用意したゲームで遊ぶうちに、自然といつものように感覚も空気感も戻っていく。居心地よく、それでいて楽しい時間はゲームと共に過ぎていった。
ゲームを終えて二人は思い思いに身体を伸ばすなどする。集中し凝り固まった身体は、伸ばしてやれば心地よくすっきりとした。
おもむろに愛七がくまのぬいぐるみに手をかける。そのまま胸元に引き寄せると、ぎゅっとぬいぐるみを抱きしめた。
「この子、かわいいね」
「……そうだね」
実はこのときにぬいぐるみを抱きしめる愛七に対してかわいいという感情を海智は覚えていたのだが、照れが先にきてしまい口にするには至らない。
一度蓋を開けてしまった今まで意識していなかった感情は、海智自身を翻弄しながらあふれ続ける。初めての経験ばかりだが根底には、あの日に感じた
気持ちが通じ合うということの満たされた幸せがあった。