前日譚を経て本編です!
事前にGMのご好意で少しばかり開示してもらっていた情報から、幼い日のうちの子をRPしたりしてスタートです。
緋奈乃ちゃんとの関係性はある程度構築されてからスタートなので、安心してやれそうだなというか……吹雪くん、緋奈乃ちゃんのことめちゃくちゃ好きじゃない?と改めて思う。
RPすればするほど自我が強くなっていく……吹雪くんったら主張激しいのですよw
幼い日の大きな存在、嚆矢。お互いに名前を付け合い、支え合って生きていた日々。
絶望と背中合わせというのも絶妙にドキドキ感があり、また幼い日の吹雪くんは確固たる意思もなければ嚆矢の背中を不安げに追いかけるだけの子供です。前日譚を経てからのこのRPが楽しくて楽しくてたまりませんでしたわ。
そして支部長や蛍くんとも本格的に関わっていくようになり、これもまた楽しくて楽しくてたまりません。頼れる大人と大事と思う(無自覚)相手と共に困難に立ち向かうなんて浪漫のある展開になってまいりましたね。
嚆矢とは何度か顔を合わせて、和やかなようでありながらもほんの少し緊張感のあるやりとりがありました。揶揄われたりもするんですけどねw
ただ、嚆矢からするとうちの吹雪くんの幼い頃からの変貌はなかなか目を見張る者だったのではないかと思うのです。だって私がびっくりだもん笑
一度は決別した、つもりだった吹雪くんなんですけれど日常の代表とも言える緋奈乃ちゃんの言葉にどきりとするんですよ。嚆矢と決別するしかないと思っていたのに、そうじゃない選択もできるんだと、そう気付かされる。本当にあの時、緋奈乃ちゃんいてくれてよかったなぁと今でも思いますね。
そして、ダブルクロスでは有名なあの博士と出くわしたりしつつ最終戦。
ちょっとね、かっこつけちゃいましたよね。途中合流のシーンとかもありましたけれど、なんかね……吹雪くん緋奈乃ちゃんのためにすげぇ頑張れちゃうから結果としてカッコつけちゃってるんですよ。ただし、意図的ではないんです。そこがミソ笑
嚆矢のことを無事に止めて、おしゃべりもさせてもらって、彼を日常に引き込んで。嬉しさと、ちょっと焦りもある吹雪くん。無事生きて帰れてよかったね。
RC型楽しい〜!の気持ちも知りつつ楽しい時間でした。ありがとうございました〜!
継続で前日譚の続編に連れて行ってもらえるようなので、そちらも楽しみです。
ここからは小話。です。
それはふとした違和感からはじまった。
今まで単調な世界で淡々と生きてきてしまったツケとも言えるが、突然に色とりどりの世界が広がってしまったことに頭が追いついてこない。その結果は吹雪自身の気持ちや感覚が置き去りになってしまうこととなり、名前のつかないものが彼の中で折り重なっていった。
そんな重なり合ったものの中に、このまま置き去りにしていてはいけない何かがあるような――そんな気がしたのだ。
加えて憧れであり、友である嚆矢が意味ありげな行動や言動、視線を向けてくることもまた吹雪の胸の奥の何かをざわつかせた。だがそのざわつきは、置き去りにしてはいけないものだと思うと同じく、蓋を開けてはいけないもののような気もする。
変えてはいけないもの、変わってはならないもの。そういうものもあるだろうと、思うわけだ。だが、それがこのことなのかまでは吹雪には分からない。
彼には圧倒的に経験が足りていない、それは間違いなかった。それ故に不明瞭なものは不明瞭なまま、霧の中に埋もれたものを見つけることもできず、鍵のありかの無い閉ざされた箱を開くことはかなわない。
そのもどかしさも歯痒さも、今まで知らなかった思いではある。
吹雪としては、日々の変化に全くついていけていない。困り果てているのだ、しかもあまりにも漠然としていて相談するにもできずと来たものだからたちが悪いのだ。
吹雪は大きく一つため息を吐き出した。
そうすることしかできない。と言う方が正しいかもしれなかった。悶々とした、それでいて漠然とした気持ちはそれ以上の何かを紡ぎ出すことは、どうやらできそうにない。吹雪としては大変もどかしく、それでいて腹立たしさも抱き始めるものだった。
そして脳裏に浮かぶのは緋奈乃の顔ばかりというのだから、始末に負えない。どうして彼女の顔が思い出されるのだろう、と思考してみたところで分からないのだからもどかしいばかりだ。
違和感は違和感でしかない、紐づくものが見当たらない。
今のところ、吹雪にとってそれが最上級の答えではあったが、求めている回答には程遠かった。何を求めているのかも分かりはしなかったが、これが答えでないということは吹雪自身にもよく分かる。だから口惜しくもあり、もどかしくもあるのだが、そのような感情を抱くことすらも初めてなのだ。
それこそが吹雪の内面が変貌を遂げた証でもあるのだが、彼自身がそのことに気づくまでにはまだ至らない。
日常の象徴の存在は大きく、憧れでもあり信用できる友はついに帰還を果たし、さらには頼れる仲間という概念を知った。少しずつ確かに吹雪は変わりつつある。
彼の中心には日常の象徴である緋奈乃の存在が強く在ったが、それを知るにはまだ彼の心は足りない。
まだ、足りなかった。
