それはある意味では一目惚れだった。
〝神代類〟という存在に対して、絶対に必要だと確信を持ったのはほんの一瞬の出来事だ。
全てに魅了されてしまったかのように、必然とでも言わんばかりにそう感じた。
理由なんてそれで充分だ。
他に何が必要だと言うのだろう。
これは運命で必然で、必要な出会いだった。それだけは間違いなく自負に値するものだ。
天馬司は上機嫌に歩いて行く。
今日もきっと楽しくなるはずだ。
自分の必要とした存在が、今日も楽しんでいるのなら、物事は良い方に転んでいくに決まっている。
たとえ割を食おうとも、結果よければ全てよし。だ。
